コラム April 23, 2019

原因は気温の上昇だけではない!暑くて夜中に目が覚める時の対策とは?

昼間だけでなく、夜の気温もだんだん上がってきた今日この頃。

布団の衣替えをしたにもかかわらず、夜中に暑くて目が覚めることはありませんか?

もしかしたら、敷寝具の機能低下が快眠を妨げているかもしれませんよ。

冬の寝汗が寝具の通気性を悪化させる

夏は睡眠中にかく汗の量が多くなることから、天日干しや陰干しなどをこまめにする一方で、冬は寝具のケアが手抜きになりがちです。

しかし、寒い時期でも寝ている間に汗はかきますので、とくに敷寝具は湿気がたまった状態に。

ジメジメした寝具で眠ると、体温で布地に染みこんだ水分が温められて蒸気になり、布団の中の湿度がかなり上昇するのです。

また、新たな汗の一部は、寝具に吸湿されることなくカラダにまとわりつくので、暑苦しさを感じて目が覚めてしまいます。

さらに、これが蒸発する時に体温を奪ってしまうので、自律神経の乱れがひどくなって睡眠障害を引き起こすことも。

規則正しい生活を続けていて、ストレス発散も毎日しっかり行っているにもかかわらず、夜中に何度も起きてしまうという方は、冬の間にたまった汗のせいで寝具の通気性が低下している可能性も考えてみましょう。

寝具のケアをしても眠りが改善しない場合は?

敷き寝具の最適な湿気ケアは、素材によって異なります。

ここ数年、人気を集めているウレタン素材は寝心地がよい一方で、素材の特性から天日干しができず、布団乾燥機もかけられないため、室内で陰干しするしかありません。

もし、陰干ししてもジメジメした状態が改善しない場合は、クリーニング専門業者に依頼して、通気性だけでなく衛生面もケアしてもらうといいでしょう。

ただし、ウレタン素材のクリーニングに対応している業者は少なく、費用も高額になりがちですので、その場合は新しいマットレスを買うのが得策です。

寝心地のいいマットレスを使うとともに、一年を通して湿気ケアを続ければ、快適な睡眠が保たれますよ!