コラム May 07, 2019

“笑い”は不眠の特効薬!思い切り笑うことで寝つきがよくなる?

みなさんは最近、涙が出るほどの大笑いをしましたか?
毎日仕事や家事に追われて、ストレス過多の状態になっていると、今まで楽しいと感じた ことにも反応できなくなることがありますが、このままでは睡眠の質が低下して、病気リ スクが高まります。
無理矢理でもいいですから、今日から寝る前に“大笑い”する習慣を取り入れてみましょ う。 shutterstock_367671920

夜になっても心身が興奮状態になる理由

わたしたちの自律神経は、心身の活動を活発にする交感神経と、休息を促す副交感神経が 対になって働いています。
活動量が高まる日中は交感神経が、そして、眠りに近づく夜は副交感神経が優位になるの ですが、不規則な生活を続けていたり、ストレスがあふれるぐらいたまっていたりすると 、常に交感神経がONの状態になってしまうんです。 すると、心拍数や血圧は高まり、脳も興奮するため、布団に入ってもなかなか寝付けなく なってしまいます。
この状態で眠りについても、脳が休息モードに入らず、寝ている間も交感神経が優位のま まになり、疲労やストレスは翌日に持ち越し。 朝起きた時に、「寝た気がしない」と感じるようになり、気分もどんどん落ち込んでいく んです。
こんなつらい日々を送っている方に、今日から実践していただきたいのが、ズバリ「大笑 いすること」です。 shutterstock_364747665

笑う習慣で副交感神経がはたらきやすくなる

今は笑う気力がないぐらい疲れている方も、大笑いした時のことを思い出してみてくださ い。 涙が出ませんでしたか?
このカラダの反応は、まさに副交感神経が優位になったことで、排せつや分泌作用が高ま っている証なのです。
また、大笑いすると脳から「ベータエンドルフィン」という快楽物質が分泌され、気分が さらにリラックスするうえに、がん細胞を攻撃するパワーがある「NK細胞」が活性化する ことも分かっています。 shutterstock_367672667 つらい時に大笑いするのは大変ですが、最初は鏡を見ながら口を大きく開けて、 「わっはっは」 と叫ぶだけでもOKです。
この大笑いをお風呂から出た後に行なって、自分の好きなアロマを焚いたり、お気に入り のハーブティーを飲んだりしてみましょう。 この習慣になれてきたら、昔ハマったお笑いのビデオを見るなどして、本気で涙が出るほ ど大笑いしてみてください。
副交感神経優位の状態で眠れば、ストレス解消が進んで、疲労もしっかりとれて翌日から 行動力がアップしますし、気持ちも前向きになることでしょう!