コラム May 25, 2019

【朝食で決まる睡眠の質】食事抜きはストレス増大にもつながる!

みなさんは毎朝、きちんと食事を摂っていますか?
寝不足だと食欲がわかないことが多いですが、朝食抜きの生活を続けていると睡眠の質が 低下して、深刻な不眠症を招くこともあるんです。
本記事であらためて朝食の重要性を確認して、“快眠体質”を手に入れましょう。 shutterstock_443311954

午前中に頭がはたらかない2つの理由

食事は1日の活動に必要なエネルギーを補給するための、重要な生命活動です。
とくに朝は、前日の夕食からかなりの時間が経っていて、胃腸が空っぽになっていますか ら、脳はカラダが「飢餓状態」にあると判断して、食事を摂ることを促します。 それにもかかわらず朝食を抜いてしまうと、自律神経にストレスが加わり、エネルギー補 給をする昼まで神経が高ぶってしまうんです。
さらに、体温を上昇させるためのエネルギー源が不足して、脳の血流も悪くなることから 、思考力や判断力も低下。
「午前中は家事や仕事がはかどらず、お昼頃からようやく頭やカラダが動き出す」 という方は、カラダがこのような状態にあるため、生産性や行動力が低下していると認識 してください。 shutterstock_426865246

自律神経のストレスは疲労増大につながる

自律神経が朝からストレスを受け続けていると、脳の疲労がどんどん蓄積していき、昼食 を食べても、夕方ぐらいにはグッタリした状態になります。
すると、夜に優位になる自律神経(副交感神経)がはたらかず、寝つきが悪くなったり、 夜中に何度も目が覚めたりといった不眠症状が出てくるのです。 このような毎日を繰り返していたら、眠りの質は低下する一方ですし、日常生活にも支障 が出てきて、病気になりやすい体質になってしまうでしょう。 shutterstock_539278366 繰り返しになりますが、寝不足で食欲がないから朝食を抜くという習慣は、脳の疲れを増 大させて不眠サイクルを加速させます。 食欲がなくても、果物や牛乳、チーズやみそ汁などを食べるようにして、起きたら飢餓状 態から脱することを徹底してください。
こうした生活を繰り返しているうちに、脳のストレスも次第に減っていきますから、“快 眠体質”に変わって目覚めもよくなり、朝からしっかり食事ができるようになりますよ。