コラム May 22, 2019

缶詰習慣のすすめ!朝食メニューに魚を加えると睡眠の質がアップする

最近、テレビのコマーシャルや健康番組で頻繁に耳にするようになった「DHA」と 「EPA」。
これらは青魚の多く含まれている脂肪酸で、血液がサラサラになって、血のめぐりがよく なる効果があることが確認されています。
このDHAとEPAを朝食で摂取すれば、日中の活動力が高まるだけでなく、睡眠の質まで向 上するんですよ! shutterstock_448581118

体内では生成できない必須脂肪酸

血液には酸素や食事から摂った栄養分を運搬したり、体温をコントロールしたりと、生命 を維持するためのさまざまな役割があります。
しかし、わたしたちの生活は不規則になりがちで、食事の栄養バランスも偏る傾向に。 この状態でカラダを冷やす習慣が加わると、慢性的な血行不良を招いてしまうんです。 また、年齢を重ねると老化によってさらに血のめぐりが悪くなってしまいますから、カラ ダの各所にさまざまな不調が発生しやすくなります。
寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚めるといった睡眠障害も、血行不良が引き起こす症状 の1つ。 酸素や栄養が不足すると、心身の疲労やストレスが増大して、深い眠りが得られなくなり ます。
このような血行不良を改善するのに役立つのが、DHAとEPAなんです。 shutterstock_259168595

おすすめは青魚の缶詰を汁ごと摂る習慣

DHAとEPAは、サバやイワシ、マグロなどにたくさん含まれています。
これらの青魚を朝食で食べると、血液循環がよくなって日常生活が円滑になりますし、自 律神経が整うことで、寝つきが改善して眠りも深くなるんです。 でも、時間がない朝に、焼き魚や煮魚を作るのは大変ですよね。
そこでおすすめしたいのが、魚の缶詰なのです。
魚は加熱するとDHAやEPAが半減してしまうのですが、缶詰の場合は生の状態でフタをし て熱処理しているため、これらの貴重な成分は缶詰の汁に残ります。 ですから、魚の缶詰を食べるときは、身だけでなく汁も全部食べるのがベスト。 最近は、水煮や味噌煮、トマト煮など、味のバリエーションも富んでいますから、毎日食 べても飽きることはないでしょう。 shutterstock_559156522 しかも、魚の缶詰は安いですし、フタを開けるだけで食べられる手軽さは、とても重宝し ます。
みなさんも快眠はもちろんのこと、健康維持のために、明日の朝から“缶詰習慣”を取り 入れてみませんか?