【夜勤で働く方の必需品】疲労を最低限に抑えるための睡眠環境とは？

人間の体内時計は、朝に目覚めて夜に眠くなるという、一定のリズムではたらいています 。
しかし、夜勤で働いている方は、体内時計に反して生活を送らなくてはならないので、日 勤の方より疲労やストレスがたまりやすく、病気リスクも高まっている傾向に。 そんな状況を少しでも軽減するのが、仕事が終わった後のちょっとした工夫と、快適な睡 眠環境です。

仕事が終わったら太陽光を浴びずに帰宅！

夜勤が終わって自宅に戻るころには、いつも夜が明けているという方は、太陽光を浴びる 量を最低限にしてください。 日光には、眠気を発生させる睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を止める作用があります ので、これから寝るという時間帯で太陽光が当たってしまうと、帰宅してからの睡眠がと れなくなってしまうのです。
とくに、目を通して入り込んでくる光は、脳を覚醒して心身を活動モードに導いてしまい ますから、自宅に入るまでサングラスを着用するのがおすすめ。
また、帰宅後の部屋に太陽光が差し込んでいることも、この後の睡眠に悪影響を及ぼしま すので、仕事に行く前にカーテンをしっかり閉めておくこともお忘れなく！

寝具は体圧をしっかり分散できるタイプを選ぶ

シャワーを浴びた後、寝る準備に入る時は、なるべく部屋の電気は暗くしましょう。
また、朝食を食べると、日光を浴びた時と同じく、交感神経が刺激されて脳がどんどん覚 醒してしまいます。 こうしたカラダの反応を考慮して、夜勤の方は夜中の2～3時ぐらいに軽食を食べておき、 深い睡眠で疲労とストレスをしっかりとった後、栄養バランスに優れた食事を摂ってくだ さい。
さらに徹底したいのが、体圧分散にすぐれた敷布団を使うことです。 沈み込みが激しい、へたった寝具を使っていると、寝返りが打ちにくくなってしまい、大 切な睡眠が浅くなってしまうんですね。
とくに、お尻や腰の部分には、体重の半分ぐらいの重さがかかってしまいますから、体圧 分散力にすぐれたマットレスなどを使用するようにしてください。 昼過ぎ、もしくは夕方頃に目が覚めた時、カラダに痛みを感じるようでしたら、それは布 団の買い替えサインだと認識しましょう。
機能が低下した寝具を使っていると、健康リスクがどんどん高まっていきますから、ハー ドな仕事に耐えつつ、私生活を充実させるためにも、通気性のよい高反発マットレスを使 ってみるといいですよ。