コラム May 28, 2019

疲れすぎている時の入浴は危険?早急に疲労を回復する睡眠とは?

疲れがたまっている時にお風呂に入ってお湯に浸かり、リラックスしているうちに、うた た寝をしてしまった・・・。
こんな経験、みなさんにはありませんか?
実は最近、お風呂で溺死する方が増えているんですよ! shutterstock_570627697

年間2万人近くの方が入浴中に溺死?

カラダを芯から温めてくれるお湯に浸かると、それまで活発にはたらいていた交感神経が おさまり、心身のリラックスを促す副交感神経が優位の状態になります。 筋肉が弛緩して緊張が解け、気分がよくなり次第に眠くなってくるのです。
しかし、通常でしたら、お風呂に入った時に眠気を感じても、すぐに目を覚まして身を守 れますが、あまりにも疲れがたまっていると眠ってしまい、そのまま浴槽に顔が沈んで溺 死してしまうことも。
厚生労働省の調べでは、毎年2万人近くの方がお風呂で溺死しているそうです。
この数字には、入浴中の心臓発作なども含まれていて、すべての方がうたた寝が原因でな くなっているというワケではありませんが、疲労感が強いときの入浴は要注意です! shutterstock_1051935383

慢性疲労を解消するのは入浴ではなく睡眠

入浴中にうたた寝をしたことがあるという方は、家族に頼んで入浴中の様子を見に来ても らうといいですね。 1人暮らしの方でしたら、疲労がピークに達していると感じている時、お湯には浸からず にシャワーだけで済ましましょう。
洗面器にお湯を入れ、椅子に座った状態で足を浸けるだけでも、カラダが芯からポカポカ になって、ある程度リラックスできますよ。
また、シャワーの最後に、少しぬるめのお湯を頭部だけに2分ぐらいかけてみてください 。 頭皮だけでなく、脳の温度も下がることで、寝つきがグンとアップして、疲労回復が一気 にすすむ深い睡眠が得られるんですよ。 shutterstock_407170687 (1) とくに、眠りについてから3時間の睡眠は、ひと晩で一番深くなりますので、先ほどを話 したシャワーの工夫で頭の温度を下げたり、音や光の刺激を遮ったりして、熟睡環境を整 えましょう。
また、枕も深い睡眠を得るための重要なアイテムです。 湿気がこもっていると、寝ているうちに頭部からの発汗で蒸れた状態になり、寝苦しさを 感じて深い睡眠が妨げられますから、陰干しなどのケアをしても湿気が取れない場合は、 丸洗いで内部の汚れまでしっかり落とせる枕を使ってみましょう。
機能性が高い枕を使うと、朝の目覚めのよさが、ガラリ一変しますよ!