コラム July 26, 2019

【睡眠美容を実現する寝具選び】キーワードは「反発性」と「調湿力」

睡眠不足が続くと、すぐに肌荒れが発生するように、美肌を保つにはスキンケアだけでな く、「正しい睡眠を毎日とること」が不可欠です。
しかし、早寝早起きを実践しても、寝具の状態が低下していたのでは、お肌のダメージは 増加してしまいます。 理想のアンチエイジングをかなえるためにも、本記事を参考に、今使っている寝具を見直 してみてください。 shutterstock_727577578

血行不良はお肌の栄養不足を招く

みなさんは朝起きた時、首や肩にコリを感じませんか?
寝る前はこのような症状がないのに、朝になると決まって違和感が発生するという方は、 枕が頭部にフィットしていない可能性があります。 寝ている間に頭が沈み込んでしまったり、寝返りが打てなかったりすると、お肌の再生を 促す成長ホルモンが大量に分泌される「深睡眠」が得られなくなり、肌トラブルが治らな いどころか、老化が加速していくんです。
また、首付近の血行が悪くなると、お肌に必要な栄養分の運搬も滞ります。
枕は寝心地の良さ(肌触りや好みの高さ)を重視して選んでしまいがちですが、適度な反 発力があることと、通気性が優れていることも深い眠りにつながる重要なポイントです。 このような機能を持った枕で寝るようにすれば、お肌の健康状態はどんどんアップしてい き、理想的な深睡眠が得られるでしょう。 shutterstock_124050577 (5)

寝具内は1年を通して湿度50%を保つ!

枕の機能と同時に見直したいのが、敷寝具の吸湿・放湿力です。
寝ている間にかく汗の約70%は、敷布団やマットレスなどの敷寝具に移っていきますから 、水分を素早く吸湿して、空気中に放湿できる寝具を使う必要があります。 水分が寝具にたまった状態が続くと、寝るたびに体温で布団の中が蒸れて、冬でも暑苦し さを感じて深睡眠が妨げられますし、汗が肌にまとわりついて、蒸発するときの気化熱で からだが冷えてしまうんですね。
こうなると、冷え性になって血行不良が進んでしまいますので、夜中に寝苦しくて何度も 目が覚めるという方は、「調湿力」がすぐれたマットレスに買い替えてみてはいかがでし ょうか? shutterstock_1045327420 適度な反発力がある枕と、調湿機能が高いマットレスを使えば、睡眠の質がグンとアップ することが期待できます。 高価なスキンケアアイテムも、成長ホルモンの分泌量が高まる深睡眠の美肌効果にはかな いません。
この記事を読んだことをきっかけに、みなさんも枕とマットレスをアンチエイジングアイ テムに加えてみてください。
理想を超える“若見え肌”が、実現するかもしれませんよ!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)