コラム August 16, 2019

夜中にトイレで目が覚める人はお試しあれ!3分でできる熟睡法

寒い季節になると、夜中に何度もトイレで目が覚めてしまう・・・。

こんなお悩みを抱えている方は、本記事で紹介している“寝る前のポカポカ習慣”を取り入れて、疲労回復が進む深い眠りを目指しましょう!

年齢とともにトイレが近くなるのはなぜ?

わたしたちの体内では、眠りにつくと尿意の発生を抑えるホルモンが分泌されます。

このおかげで朝までぐっすり眠れるようになるのですが、年齢を重ねると膀胱に少ししか尿がたまっていない状態でも、トイレに行きたくなってしまい、深い眠りが妨げられてしまうのです。

さらに、寝る前に冷たい水などを飲むと膀胱が冷やされますから、夜中のトイレの頻度が高まります。

こうしたトラブルを避けるために、寝る前は水分を摂らないようにしている方が多いようですが、冬でも睡眠中は汗をかくため、カラダが水分不足の状態になりやすいんです。

体内の水分が減少すると、血液の濃度が上昇して、心筋梗塞や脳梗塞といった命にかかわる病気の発症リスクも高まりますので、寝ている間の尿意発生につながらない水分補給の方法と、寝る前の習慣をマスターしていきましょう!

白湯と手湯でカラダを温める方法

まず、寝る前に飲む水は、水を沸騰させて冷ましながら飲める温度(50度前後)にした「白湯(さゆ)にしてください。

カラダが内側から温まりますので、寝つきがよくなることも期待できますよ。

続いて、洗面台にお湯をためて手を3分ほど浸けてみましょう。

ポカポカになったらすぐに布団に入り、手をおなかに乗せます。

こうすると、今度はカラダの外側からもやさしい熱が加わり、膀胱の冷えを防ぐことができるのです。

冷え性の方でしたら、手湯と一緒に足湯も行なうことで、さらに寝つきがよくなることでしょう。

3分もあればできてしまう、寒い季節の快眠習慣。

お金もかかりませんから、今日からみなさんも試してみてください!


(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)