コラム
August 25, 2019
二度寝の欲求はカラダの危険サイン?夜の睡眠に影響しない眠り方は?
最近は、睡眠をテーマにしたテレビ番組が増えたこともあって、休日の二度寝が夜の睡眠に悪影響を及ぼすことが知られるようになりました。
しかし、「もう少し寝たい」という自然な欲求は、慢性的な睡眠不足に陥っていて、このままだと心身が病気になるというカラダのサインでもあるんです。
そこで今回は、“正しい二度寝”の方法を解説していきますので、カラダの仕組みに合わせた睡眠法をマスターしてください!
メラトニンは、朝起きて太陽光を浴びた後、およそ15時間後に分泌されます。
毎日7時に起きる方は、夜の10時頃から次第に眠くなるというワケです。
ところが、休日などに二度寝をしてしまうと、太陽光を浴びる時間が遅くなってしまうため、夜に行われるメラトニンの分泌も後ろにズレてしまいます。
つまり、二度寝して午前10時ぐらいに起きて、いつもより3時間多く眠ったとすると、その日の夜に眠くなるのは夜中の1時に・・・。
これが、日曜日の夜になると眠れなくなり、翌日から睡眠不足の状態が再開するメカニズムです。
このような症状を改善するには、毎日少しでも睡眠時間を増やすことが重要なのですが、仕事や家事に追われた日々を送っていると、なかなか実現できないものです。
それでしたら、時間に余裕がある日に“正しい二度寝”をして、睡眠不足の解消に努めましょう。
方法はカンタンで、目が覚めたら眠くても我慢して、まずは太陽光を浴び、顔を洗って朝食を摂ります。
これでメラトニンの分泌が止まるので、食後に二度寝をしても、昼までに起きるようにすれば夜の睡眠に影響しません。
睡眠不足は改善しなくてはならないとわかっていても、ライフスタイルの多様化やストレス社会の拡大などが影響して、適切な睡眠時間を確保するのが難しくなっています。
しかし、この状態を放置しておくと、日中の行動力や思考力は低下しますし、免疫力も下がって健康リスクが高まるのです。
病気になってから対処するのでは遅いので、今回紹介した二度寝などを生活にうまく取り入れて、少しずつ睡眠不足を解消していきましょう。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
しかし、「もう少し寝たい」という自然な欲求は、慢性的な睡眠不足に陥っていて、このままだと心身が病気になるというカラダのサインでもあるんです。
そこで今回は、“正しい二度寝”の方法を解説していきますので、カラダの仕組みに合わせた睡眠法をマスターしてください!
一度起きてすぐに二度寝するのはNG?
夜になると自然に眠くなるのは、メラトニンという睡眠ホルモンがいつも決まった時間に分泌されるからです。メラトニンは、朝起きて太陽光を浴びた後、およそ15時間後に分泌されます。
毎日7時に起きる方は、夜の10時頃から次第に眠くなるというワケです。
ところが、休日などに二度寝をしてしまうと、太陽光を浴びる時間が遅くなってしまうため、夜に行われるメラトニンの分泌も後ろにズレてしまいます。
つまり、二度寝して午前10時ぐらいに起きて、いつもより3時間多く眠ったとすると、その日の夜に眠くなるのは夜中の1時に・・・。
これが、日曜日の夜になると眠れなくなり、翌日から睡眠不足の状態が再開するメカニズムです。
二度寝をするならメラトニンの分泌を止めてから!
そもそも、「もっと寝たい」という欲求は、睡眠不足によって心身の健康が害されるリスクを脳が感知して、眠りを促していることで発生します。このような症状を改善するには、毎日少しでも睡眠時間を増やすことが重要なのですが、仕事や家事に追われた日々を送っていると、なかなか実現できないものです。
それでしたら、時間に余裕がある日に“正しい二度寝”をして、睡眠不足の解消に努めましょう。
方法はカンタンで、目が覚めたら眠くても我慢して、まずは太陽光を浴び、顔を洗って朝食を摂ります。
これでメラトニンの分泌が止まるので、食後に二度寝をしても、昼までに起きるようにすれば夜の睡眠に影響しません。
睡眠不足は改善しなくてはならないとわかっていても、ライフスタイルの多様化やストレス社会の拡大などが影響して、適切な睡眠時間を確保するのが難しくなっています。
しかし、この状態を放置しておくと、日中の行動力や思考力は低下しますし、免疫力も下がって健康リスクが高まるのです。
病気になってから対処するのでは遅いので、今回紹介した二度寝などを生活にうまく取り入れて、少しずつ睡眠不足を解消していきましょう。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)