コラム August 28, 2019

【ホルムアルデヒドの特徴】低品質なマットレスで体調不良に?

寝心地がよくて値段もリーズナブルなマットレスが増えていますが、その一方で、寝具を使っているうちに体調不良に陥る方が急増しています。

人気のウレタン素材を使ったマットレスに、このようなトラブルが多くみられますが、その原因は「ホルムアルデヒド」という化学物質です。

この物質の危険性を知らずに寝具を選ぶと、さまざまな健康トラブルが発生するリスクが高まるので、本記事を読んで知識をしっかり身につけておきましょう。

肌や呼吸器にも悪影響が及ぶ

わたしたちの生活は、化学物質に囲まれているといっても過言ではありません。

最近、よく耳にする「シックハウス症候群」は、木材などに使われる接着剤から発せられるホルムアルデヒドの影響で、めまいや吐き気、目の痛みなどが発生する症状です。

このホルムアルデヒドは、マットレスに使われるウレタン素材にも使われています。

粗悪なマットレスの袋を開けると、強烈な刺激臭を感じることがありますが、陰干しなどをしてもなかなかニオイが消えないため、ストレスを感じながらも、そのまま使っている方も多いのではないでしょうか?

高濃度のホルムアルデヒドを吸い続けていると、ニオイの刺激でストレスが増大しますし、肌のかゆみも発生することから、睡眠がどんどん浅くなって深刻な体調不良につながります。

このような症状にお悩みの方は、さらなる健康悪化を防ぐためにも、すぐに安全性の高いマットレスに買い替えてみましょう。

マットレスを通販で購入するときの注意点

寝具店でマットレスを購入するときは、実際に自分で寝具のニオイを確認できますし、店員さんにホルムアルデヒドの放出量などを聞けます。

しかし、通信販売を利用する場合は、ショッピングサイトに記載されている内容で判断するか、ショップに直接問い合わせるしかありません。

そんな時は、必ず第三者機関がホルムアルデヒドの調査をしていて、その値が低い商品を選ぶようにしてください。

検査結果が、「計測限界値以下」となっていたら、お子さんでも安心して使えると判断できますよ!


(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)