【敷布団のサイズ選びの参考に】大きめの布団を選ぶメリットとは？

マットレスなどの敷布団を購入する時、一人で寝る方はシングルを選ぶのが一般的ですよね？

でも、布団を敷くスペースに余裕がある場合は、セミダブルサイズを選ぶのがおすすめです。

その理由を、本記事でしっかり学んでおきましょう！

寝返りのしやすさが快眠につながる

みなさんが今使っている敷布団は、仰向けの状態で寝た時、左右にどれだけスペースがありますか？

たいていの敷布団（シングルサイズ）は、横幅が100センチ前後の仕様になっています。

これぐらいの幅があれば、小柄な方であれば十分かもしれませんが、大柄の方でしたら寝返りをうった時にカラダがはみ出してしまう可能性があるのです。

寝返りという行動には、カラダの一部にかかった圧力を解放し、湿気や熱を放出するという役割があります。

また、深い眠り（ノンレム睡眠）と浅い眠りを切り替えるためにも、無意識のうちに寝返りを打っていると言われています。

つまり、寝返りをしっかり打つことで質の高い眠りが得られ、ひいては健康や美容維持にもつながるのです。

反発力と体圧分散力にも注目！

快眠につながる寝返りは、敷布団に適度な反発力と体圧分散力がないと打てません。

しかし、汗の水分を吸ってへたったマットレスなどを使っていると、常にカラダが沈み込んだ状態になってしまい、寝姿勢を変えられなくなってしまうのです。

寝返りを打つときは、意外と筋力が必要とされますから、筋肉量が男性より少ない女性は、とくに注意してくださいね。

このようなトラブルを避けるためにも、敷布団を買い替える時は、反発力があるうえに、体圧分散力がすぐれたアイテムを選ぶようにしましょう。

人気の低反発マットレスの中には、寝心地はバツグンにいいものの、反発力や体圧分散力が低いために、寝返りが打ちにくくなっているものもありますので、商品の機能を徹底的にチェックすることをお忘れなく！

（監修：精神科医・内科医　豊田早苗医師）