コラム October 03, 2019

【食欲がない寒い朝でも必ず摂るべき3つの食材】快眠体質が身につく?

睡眠不足や浅い眠りが続くと、朝からカラダのだるさを感じ、食欲もない状態に陥りやすくなります。

こんな時こそ、手軽にエネルギーチャージできる食べ物をしっかり摂って、心身の活動スイッチをONにしましょう。

今回は、夜の快眠にもつながるうえに、日中の活動量をアップさせる3つの食材を紹介します。



トリプトファンの効率的な摂取法とは?

わたしたちは、夜になると自然と眠くなりますが、これは「メラトニン」という睡眠ホルモンの作用によるものです。

メラトニンの原材料となるのが、アミノ酸の一種である「トリプトファン」で、乳製品や大豆製品にたくさん含まれています。

この成分は体内に取り込まれてからおよそ15時間後、メラトニンに変わりますので、朝食に摂るようにすれば快眠体質になれるのですよ。

また、トリプトファンはメラトニンに変わる過程で、心身をリラックスさせてストレスへの対応力を高める「セロトニン」に合成されます。

寝る前にストレスを感じていると、寝つきが悪くなってしまいますから、セロトニンも快眠に欠かせない物質と言えますね。

また、トリプトファンを摂取してセロトニンの合成を促すには、ビタミンB6を同時に摂るのが有効で、この2つの栄養素を豊富に含んでいる食品がバナナなのです。

さらに、腸内環境が整っていれば、セロトニンの合成がさらに進みますので、腸の善玉菌を増やすヨーグルトも一緒に食べれば、リラックス&快眠サイクルがうまく回ることが期待できます。



1日の活動に必要な熱エネルギーはホットミルクで!

寒い季節は、起きてからカラダが温まるまで、時間がかかりますよね。

行動的な日々を送るには、体温を上げて熱エネルギーを生成する必要がありますから、朝食時にホットミルクを飲むようにしましょう。

牛乳にもトリプトファンが豊富に含まれていますし、便通が改善して朝からお通じがくるようになり、食欲も増進することも期待できますよ!



バナナとヨーグルト、そしてホットミルク。

朝食を抜いている方は、この3点セットを明日から食べてみましょう。

睡眠が改善するだけでなく、行動力がアップして気持ちも前向きになり、日々の充実度が向上することでしょう。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)