朝起きた時に感じる背中の痛みやハリ!原因はマットレスにあるかも?
みなさんは朝起きた時に、背中が痛いとか、ハリを感じるといった症状に悩まされていませんか?
もしかしたら、その原因はマットレスなどの敷布団にあるかもしれません。
あらためて、カラダにダメージがかからない、疲労がしっかり回復する姿勢と寝具について考えてみましょう。
理想は立っている時と同じ姿勢で寝る
人は寝る時に、快適な体圧分散を求めて、さまざまな寝姿勢を取ります。
仰向けで寝る人もいれば、横向きで抱き枕を抱える方もいますし、一見、苦しそうなうつぶせ寝の方もいますね。
「寝心地がよく、気分が落ち着けばいい」
と思うかもしれませんが、実はこの考えが快眠の妨げになっている可能性が・・・。
理想的な寝姿勢というのは、立っている時と同じ状態で、直立してそのまま布団に仰向けになるのがベスト。
この姿勢によって、背骨のカーブが自然に保たれて、体重が理想的に分散されるのです。
寝姿勢が横向きになると、カラダの一方に大きな力がかかってしまいますし、うつぶせ寝だと胸の圧迫感が大きくなってしまいます。
こうした圧力によって、背中だけでなく、全身の各所に余計な負荷がかかり、朝起きた時に背中が痛いといった症状に悩まされてしまうのです。
敷布団の反発力にも要注意!
寝姿勢と同時に見直したいのが、マットレスを始めとする敷布団の機能。
反発力が低いマットレスだと、寝返りがうちにくくなり、体の一部に圧力が集中するようになります。
逆に、反発力が高いと寝ている間もカラダが上方向に押し上げられるため、背中の痛みなどは発生しにくいのです。
さらに、血流の悪化や発汗による熱のこもりも防げますから、反発力が低いマットレスを使っている方は要注意です。
「たかが背中の痛み」
などと軽視して放置しておくと、背中の痛みが腰や肩にまで広がり、次第に寝ている間にも不快感をおぼえるようになります。
眠りが浅くなって、不眠症を起こす危険も高まるので、今晩寝る時に布団の反発力を確認してみてくださいね。