コラム November 01, 2019

【頑張りすぎた日の快眠術】布団に入ったらすぐにあごと目の力を抜く!

わたしたちは、頑張ろうと思った時に歯を食いしばりますし、集中力を高める時には目に力を入れますね。

当然、このような状態に入ると心身が緊張するのですが、寝る前に神経を緩めないと、寝つきが悪くなりますし、眠りも浅くなるんです。

そこで、みなさんにおすすめしたいのが、布団に入ったらあごと目の筋肉を緩める習慣。

カンタンな方法でリラックスが促されて、快眠に誘われますから、今晩から試してみてください。

あごに力が入り続けると肩こりや偏頭痛を招く

あごの関節は、1日中強い力がかかりやすい部分です。

ストレス過多になると、寝ている間に歯をかみしめたり、歯ぎしりをしたりすることがありますし、日中も仕事や家事を頑張ろうと思った時、歯を食いしばることが多いでしょう。

この状態で布団に入ると、頭を枕に乗せた後でも首や肩の緊張が解けず、快眠が得られなくなります。

少しでも深い眠りを得て、疲労回復やストレス解消を進めるためにも、布団に入ったら下記の手順であごの筋肉を緩めてみてください。

1.耳たぶをくるくる回す
2.ほほを軽い力でマッサージする
3.あごを前後左右に揺らすように動かす
1~3までの運動を、気分をリラックスした状態で3~4セット続けると、不思議なぐらいあごとその周辺の筋肉がゆるんでいきますよ。

ホットアイマスクで目を温めると眠りが深くなる

続いて、目の筋肉の弛緩方法です。
目はパソコンやスマートフォンを使う時間が増えていることもあって、ひどい眼精疲労に悩まされている方も多いことでしょう。

しかし、眼精疲労も肩や首のコリにつながりますし、痛みを我慢していると不眠もひどくなります。

そんな時は、温めたタオルを両目に当てて、深呼吸をしながら数分ボーっとしてみてください。

眼球を動かすための6本の筋肉(外眼筋)がリラックスして、緊張が解けるだけでなく、眠りを深くする副交感神経が優位になるんですよ。

以上、2つの運動を疲れている時こそ実践してみてください。
寝ながらできるカンタンな行動で、心身にかかっていた強烈なストレスから解放されますよ。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)