コラム
December 07, 2019
【いまさら聞けない睡眠の基本】“深い眠り”の意味と寝具の重要性
みなさんは、睡眠には浅い眠りと深い眠りの2種類あることをご存知ですか?
わたしたちのカラダは、これら2つの眠りを繰り返すことで、心身の疲労回復やストレス解消を進めているんです。
とくに重要なのは、環境や生活習慣によって変わる“深い眠りの質”。
今回は、知っているようでよく知らない、深い睡眠の役割について解説します。
正しい知識を身につけて睡眠環境も整えれば、朝の目覚めが変わってきますよ!
このような悩みを抱えている方は、深い睡眠が得られず、浅い睡眠の割合が多くなっている可能性があります。
わたしたちは眠りにつくと、脳と肉体を別々に休息モードに導きます。
前者は深い睡眠で、後者は浅い睡眠によって疲労回復が進みますが、不規則な生活を送っていると脳が覚醒状態に陥り、眠りの深度が深くならないのです。
下記に、深い眠りの妨げになる行動を挙げてみましょう。
・寝酒の習慣がある
・寝る前に強い刺激を受けている(入浴による熱、明るい照明、音のストレス)
・寝室の温度が高いor低い
・布団の通気性が低下している
・寝返りが打ちにくい敷布団で寝ている
・カラダの一部に体重が集中した状態で寝ている
こうしたカラダの仕組みを考えて、寝る前は刺激が強くなる行動を徹底的に避けてください。
・アルコールの摂取は、午後6時までを目安に
・入浴は布団に入る2時間前に済ませる
・照明は暗くして、テレビやステレオの音量は下げる
・夏は25度、冬は22度前後に室温を設定する
といった具合に行動を改善すれば、深い眠りにいざなう副交感神経が優位になりますよ。
さらに、睡眠環境を整えるために、寝具の見直しも必要です。
汗の水分をため込みやすい敷布団のケアをしても、常に湿気っぽい状態で、生地を手で押しても、元の形状に戻らない・・・。
このような寝具は、すでに寿命が過ぎていると考えられますので、思い切って新しいマットレスに買い替えてみましょう。
通気性がすぐれているのはもちろんのこと、調湿機能や体圧分散力がすぐれている敷寝具を選べば、一年を通して快眠環境をキープしやすくなり、脳の休息が進んで爽快な気分で朝を向かえられることでしょう。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
わたしたちのカラダは、これら2つの眠りを繰り返すことで、心身の疲労回復やストレス解消を進めているんです。
とくに重要なのは、環境や生活習慣によって変わる“深い眠りの質”。
今回は、知っているようでよく知らない、深い睡眠の役割について解説します。
正しい知識を身につけて睡眠環境も整えれば、朝の目覚めが変わってきますよ!
深い眠りは脳の休息タイム
睡眠不足にならないように、毎日7時間ぐらい寝ているのに、朝起きた時の気分がすぐれない。このような悩みを抱えている方は、深い睡眠が得られず、浅い睡眠の割合が多くなっている可能性があります。
わたしたちは眠りにつくと、脳と肉体を別々に休息モードに導きます。
前者は深い睡眠で、後者は浅い睡眠によって疲労回復が進みますが、不規則な生活を送っていると脳が覚醒状態に陥り、眠りの深度が深くならないのです。
下記に、深い眠りの妨げになる行動を挙げてみましょう。
・寝酒の習慣がある
・寝る前に強い刺激を受けている(入浴による熱、明るい照明、音のストレス)
・寝室の温度が高いor低い
・布団の通気性が低下している
・寝返りが打ちにくい敷布団で寝ている
・カラダの一部に体重が集中した状態で寝ている
副交感神経を味方につけて深く眠るコツは?
自律神経の1つである交感神経が活性状態になると、脳は覚醒して寝つきも悪くなり、浅い眠りが継続しやすくなります。こうしたカラダの仕組みを考えて、寝る前は刺激が強くなる行動を徹底的に避けてください。
・アルコールの摂取は、午後6時までを目安に
・入浴は布団に入る2時間前に済ませる
・照明は暗くして、テレビやステレオの音量は下げる
・夏は25度、冬は22度前後に室温を設定する
といった具合に行動を改善すれば、深い眠りにいざなう副交感神経が優位になりますよ。
さらに、睡眠環境を整えるために、寝具の見直しも必要です。
汗の水分をため込みやすい敷布団のケアをしても、常に湿気っぽい状態で、生地を手で押しても、元の形状に戻らない・・・。
このような寝具は、すでに寿命が過ぎていると考えられますので、思い切って新しいマットレスに買い替えてみましょう。
通気性がすぐれているのはもちろんのこと、調湿機能や体圧分散力がすぐれている敷寝具を選べば、一年を通して快眠環境をキープしやすくなり、脳の休息が進んで爽快な気分で朝を向かえられることでしょう。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)