コラム February 01, 2020

【不眠の意外な落とし穴】テレビを見ながら寝るのはNGの理由

寝室にもテレビを置いて、寝る前はバラエティー番組などを見ている。
そして、そのまま眠りについてしまい、夜中に目が覚めた時にテレビを消す。
こんな習慣がある方は、今すぐ改めないと不眠症を招くかも!



テレビは布団に入る2時間前にOFF

わたしたちが眠りにつくときは、心身をリラックスさせる自律神経である「副交感神経」が優位になり、脳の活動も鈍くなっていきます。
ところが、外部から刺激を受けると、脳を覚醒させる「交感神経」が活性化し、寝つきの悪さや浅い眠りを招くのです。

その代表格として挙げられるのがテレビの光で、目の疲労も進むことで、睡眠の質が低下します。
また、テレビを見ていると脳が内容を理解しようとしてはたらいてしまうため、眠気を妨げてしまうんです。
さらに、テレビを見ながら寝てしまうと、眠っている間も音や光にカラダが反応してしまうため、深い睡眠が得られなくなります。



テレビだけでなく、スマートフォンやパソコンなどの光も、睡眠に悪影響を与えますから、
「寝る2時間前からは、電子機器の画面を見ない」
という習慣を取り入れてくださいね。

テレビが点いていないと眠れない方の対応法

寝る前にテレビを見ないようにすると、落ち着かなくて、かえって寝つきが悪くなる方もいますね。

そんなお悩みは、ヒーリング音楽を聴くことで解消します。
CDショップに行くと、快眠をサポートするヒーリング音楽を収録した、さまざまな商品が手に入りますので、お気に入りのサウンドを見つけてみてください。
ちなみに、音楽評論家として有名なピーター・バラカンさんのおすすめは、ノラ・ジョーンズの「Peace」だそうです。

洋楽に興味がない方でも、Youtubeなどで視聴してみてはいかがでしょう?




(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)