【体内時計の仕組みと不思議】今日からすぐできる簡単な調整法3つ
朝起きて目が覚めると、カラダや頭が動き出し、夜になるとその活動が休息のために鈍くなる。
人間には、体内時計が備わっているので、こうした一定周期のリズムで生活ができるのですが、不規則な生活を続けていると、この時計が狂ってしまうのです。
今回は、快適な睡眠を得て、健康生活を送るために、体内時計が狂ったと感じたと感じた時に取るべき行動を解説します。
体内時計は細胞1つ1つが持っている
わたしたちのカラダは、地球の自転周期に合わせた24時間周期のリズムが備わっています。
朝になったら起きる、夜になったら眠くなるという行動がとれるのは、細胞1つ1つに組み込まれた体内時計がはたらいているからで、これが狂うと睡眠のリズムが狂い始め、体調にもさまざまな変化が表れるのです。
集中力の低下、疲労の蓄積、食欲不振などはその最たるもので、さらに悪化すると、糖尿病や自律神経失調症などを招きます。
そして、体内時計の乱れが戻らないままだと、しまいにはガンや心筋梗塞、脳梗塞といった命に関わる病気につながることも。
誰でもできる体内時計のリセット法
体内時計の乱れは、夜型の生活をしていたり、休日に寝だめをしたりする習慣がある人によく起こります。
休みの日にたっぷり寝て、一時的に疲労が回復して気分がスッキリしても、夜は寝付けなくなりますよね?
これは、眠気をコントロールする睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が、体内時計の乱れで狂ったから起こる症状なんです。
このような経験は、誰にでもあることだと思いますが、当たり前だと思って生活していては、先ほどお伝えしたような健康リスクが高まり、いずれ大病を招きます。
ですから、体内時計の狂いを感じたら、下記に挙げる3つの行動を生活に取り入れるようにしてください。
1.休日も同じ時間に起きる
2.朝起きたらすぐに太陽光を浴びる
3.朝食は必ず食べる
誰にでもできる当たり前の習慣ですので、寝不足が続いて起きるのがちょっとしんどい日でも、頑張って実践しましょう。
こうした行動でも改善しなかったら、なるべく早く専門医に診てもらって、生活改善のアドバイスをもらったり、薬を処方してもらったりして、正しいリズムを取り戻すように努めてください。