コラム March 21, 2020

この春に実践したい入浴法!光と温度の調整で快眠体質になれる?

気温が高くなってくると、忙しい日々を送っている方は、入浴をシャワーで済ましてしまいがちになります。
しかし、心身ともに健康で活動的な日々を送るには、入浴方法を工夫して質の高い睡眠をとることが不可欠。
本記事を参考に、入浴を快眠につながる“究極のリラックスタイム”に変えちゃいましょう!

まずは快眠に最適な入浴時間を理解する

わたしたちのカラダは、寝る時間に近づくと体温が下がり、内臓(脳を含む)を休息させる準備に入ります。
この温度変化が快眠につながるのですが、布団に入る直前に入浴すると体温が上がり過ぎて、寝つきが悪いとか眠りが浅くなるといった症状が出やすくなるのです。

こうしたカラダの仕組みを考えて、
「寝る2時間前に入浴する」
という習慣を取り入れてみてください。

38~40度ぐらいの、少しぬるめのお湯に15分ほど浸かれば、カラダが内側からポカポカになって、ストレス解消も進みます。
体温は上がるものの、寝るまでの2時間の間で一気に低下するので、睡眠に悪影響を与えることはありません。

それどころか、体温が急激に下がることが、寝つきのよさにつながるんですよ!

浴室の照明は暗くしてお気に入りの香りで癒しを!

寝つきをよくすると同時に、深い眠りに入るには、心身をリラックスさせる副交感神経が優位になることも重要です。
そのためには、光の刺激を極力避けなくてはなりませんので、リビングや寝室の照明を暗くすると同時に、お風呂に入るときは脱衣所の照明だけを点けるようにしてください。

最初は、違和感を覚えるかもしれませんが、慣れてくると気分が落ち着いてきます。
さらに、入浴剤を入れて香りで癒されれば、ストレス解消にもつながるんですよ。



このような入浴方法を実践しつつ、環境も改善していくことで、睡眠の質が驚くほどアップすることが期待できます。
平日は、仕事や家事で忙しく、ゆっくりお風呂に入る時間がとれないという方も、休日は本記事で紹介した入浴法を実践して、快眠体質を目指してください!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)