コラム
April 02, 2020
【認知症を防ぐための生活習慣】予防効果が期待されている食材とは?
高齢化社会が進むにつれて、認知症にかかる方の人数も急増しています。
内閣府の調べによると、認知症患者の割合(65才以上)は2012年時点で7人に1人だったのが、2025年には5人に1人になることが予想されるとのこと。
この深刻な状況に、わたしたちはどう対処していけばいいのでしょうか?
脳内に「アミロイドβ」というたんぱく質がたまり続けると、細胞がどんどん委縮していき、アルツハイマー型認知症を発症しやすくなるのです。
アミロイドβの蓄積は、症状が出る50才前後から始まります。
そのスピードを加速させるのが、睡眠不足なのです。
適切な睡眠時間は年齢によって変わってきますが、毎日6時間以下の睡眠しかとれないと、眠っている間に排出されるアミロイドβが脳内に残ってしまいます。
仕事や育児に追われていると、睡眠時間を削ってしまいがちですが、脳の健康維持と認知症の予防のためにも、1日7時間は眠るように心がけてください。
その代表格として挙げられるのが、カレーです。
カレー粉に含まれるターメリックは、「クルクミン」という成分が豊富で、これが記憶力の維持などにひと役買う可能性があるんだとか。
ほかにも、青魚に多いDHAにも同じような効果があることが期待されています。
青魚は、睡眠ホルモンの原材料となる「トリプトファン」の含有量も多いですから、毎日の食事に取り入れてみましょう。
最後に、脳の委縮を進める悪習慣も覚えておいてください。
それは、過度の飲酒と喫煙です。
適量のお酒は心身のリラックスにつながりますが、大量に飲んだり、寝酒をしたりすると睡眠の質が著しく低下します。
タバコは“百害あって一利なし”なので、とにかく1日も早く禁煙しましょう。
ちなみに、タバコを吸うとリラックスできるのは、ニコチン中毒から解放されるからなんですよ。
どうしても喫煙がやめられないという方は、医療機関の禁煙外来を受診してみては?
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
内閣府の調べによると、認知症患者の割合(65才以上)は2012年時点で7人に1人だったのが、2025年には5人に1人になることが予想されるとのこと。
この深刻な状況に、わたしたちはどう対処していけばいいのでしょうか?
脳を委縮させる物質は50才前後から蓄積している
もの忘れや判断力の低下が進行し、日常生活が送れなくなる認知症にはいくつかのタイプがありますが、その半数を占めるのが「アルツハイマー病認知症」です。脳内に「アミロイドβ」というたんぱく質がたまり続けると、細胞がどんどん委縮していき、アルツハイマー型認知症を発症しやすくなるのです。
アミロイドβの蓄積は、症状が出る50才前後から始まります。
そのスピードを加速させるのが、睡眠不足なのです。
適切な睡眠時間は年齢によって変わってきますが、毎日6時間以下の睡眠しかとれないと、眠っている間に排出されるアミロイドβが脳内に残ってしまいます。
仕事や育児に追われていると、睡眠時間を削ってしまいがちですが、脳の健康維持と認知症の予防のためにも、1日7時間は眠るように心がけてください。
認知症予防にカレーが効果的?
まだ、マウスを使った実験段階ではありますが、認知症の予防に効果があると期待されている食材がいくつかあります。その代表格として挙げられるのが、カレーです。
カレー粉に含まれるターメリックは、「クルクミン」という成分が豊富で、これが記憶力の維持などにひと役買う可能性があるんだとか。
ほかにも、青魚に多いDHAにも同じような効果があることが期待されています。
青魚は、睡眠ホルモンの原材料となる「トリプトファン」の含有量も多いですから、毎日の食事に取り入れてみましょう。
最後に、脳の委縮を進める悪習慣も覚えておいてください。
それは、過度の飲酒と喫煙です。
適量のお酒は心身のリラックスにつながりますが、大量に飲んだり、寝酒をしたりすると睡眠の質が著しく低下します。
タバコは“百害あって一利なし”なので、とにかく1日も早く禁煙しましょう。
ちなみに、タバコを吸うとリラックスできるのは、ニコチン中毒から解放されるからなんですよ。
どうしても喫煙がやめられないという方は、医療機関の禁煙外来を受診してみては?
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)