コラム
April 20, 2020
【睡眠薬と寝酒の比較】どっちが安全?正しい知識を持って快眠を目指す!
世界的に不眠大国と呼ばれている日本は、先進国の中で2番目に睡眠時間が少ない生活を送っています。
さらに驚きなのは、不眠解消のために行なっている行動で一番多いのが「寝酒」で、睡眠薬の利用者は少ないことです。
睡眠薬は危険と思い込んでいる方は、本記事で正しい知識を身につけてください。
しかし、体内でアルコールの分解が終わると脳は覚醒し、夜中に目が覚めて朝まで眠れなくなることもあるのです。
このような中途覚醒を起こさなくても、眠りが浅くなってしまうため、睡眠の質はどんどん低下していきます。
さらに、アルコールの弛緩作用によって、舌の根っこの付近の筋肉がゆるみ、気道をふさいでしまうのです。
これによって発生するのが、轟音を伴ういびき。
体内に十分な酸素が取り込めない状態になりますので、脳の覚醒度はさらに高まり、朝起きた時に
「寝た気がしない」
と感じるのです。
このような理由から、寝酒は絶対に避けるべきと言えます。
「ベンゾジアゼピン系」に分類される薬は、副作用が強く出る傾向にありますが、最近は安全性が高い、「オレキシン拮抗薬」や「メラトニン受容体作動薬」が主流になっているんです。
また、薬を処方してもらうだけでなく、不眠の要因となっている習慣の改善をアドバイスしてもらったり、カウンセリングを受けたりすることで、ココロの負担が軽減されます。
健康保険組合の調査によると、睡眠薬で不眠治療を始めた人の80%が、3か月程度で改善したというデータもありますから、寝酒はすぐにやめて、医療に頼るべきであることは明らかです。
医師の指示に従って服用量を守る、自分で薬をやめる判断をしないなどの注意点を守れば、早い段階で不眠が改善して、心身ともに健康的な生活が送れるようになりますよ。
「寝酒は危険!睡眠薬は医師のサポートで飲めば安全」
これが、結論です。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
さらに驚きなのは、不眠解消のために行なっている行動で一番多いのが「寝酒」で、睡眠薬の利用者は少ないことです。
睡眠薬は危険と思い込んでいる方は、本記事で正しい知識を身につけてください。
百害あって一利なしの寝酒習慣
寝る前にお酒を飲むと、気分がリラックスして寝つきがよくなります。しかし、体内でアルコールの分解が終わると脳は覚醒し、夜中に目が覚めて朝まで眠れなくなることもあるのです。
このような中途覚醒を起こさなくても、眠りが浅くなってしまうため、睡眠の質はどんどん低下していきます。
さらに、アルコールの弛緩作用によって、舌の根っこの付近の筋肉がゆるみ、気道をふさいでしまうのです。
これによって発生するのが、轟音を伴ういびき。
体内に十分な酸素が取り込めない状態になりますので、脳の覚醒度はさらに高まり、朝起きた時に
「寝た気がしない」
と感じるのです。
このような理由から、寝酒は絶対に避けるべきと言えます。
睡眠薬の安全性は格段に向上している
これに対して、クリニックや病院で処方されている睡眠薬は、医師が患者の症状や体質、既往症などを考慮したうえで、最適な薬を処方します。「ベンゾジアゼピン系」に分類される薬は、副作用が強く出る傾向にありますが、最近は安全性が高い、「オレキシン拮抗薬」や「メラトニン受容体作動薬」が主流になっているんです。
また、薬を処方してもらうだけでなく、不眠の要因となっている習慣の改善をアドバイスしてもらったり、カウンセリングを受けたりすることで、ココロの負担が軽減されます。
健康保険組合の調査によると、睡眠薬で不眠治療を始めた人の80%が、3か月程度で改善したというデータもありますから、寝酒はすぐにやめて、医療に頼るべきであることは明らかです。
医師の指示に従って服用量を守る、自分で薬をやめる判断をしないなどの注意点を守れば、早い段階で不眠が改善して、心身ともに健康的な生活が送れるようになりますよ。
「寝酒は危険!睡眠薬は医師のサポートで飲めば安全」
これが、結論です。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)