コラム July 08, 2020

天気アプリの活用で快眠につなげる!雨の日は耳栓で徹底対策!

ここ数年、雨が降るたびに頭痛やめまい、不眠など、さまざまな不調を訴える方が急増しています。
これは、気圧の変化による自律神経の乱れが影響しているんです。
うっとうしい梅雨が終わっても、これからの季節は夕立や台風が増えますから、今のうちに本記事を参考に、対策をマスターしておきましょう。

まずは知っておきたい「天気痛」のメカニズム

わたしたちの耳の奥には、気圧の変化を感知する「内耳」という器官があります。
雨が降る前は気圧が下がり、その気候変化を内耳か感知するのですが、この時、脳に
「カラダが傾いている」
という間違った情報が送られるんですね。

しかし、脳が目から得た情報では、カラダはまっすぐの状態にあると認識しているため、2つの相反する情報で混乱が起こり、自律神経にダメージが加わります。
その結果、冒頭でお伝えした体調不良が発生し、これが慢性化すると、うつ病を引き起こすこともあるのです。
このように、天気の変化に伴って発症する病は、「天気痛」と呼ばれています。

自律神経の乱れは耳栓で防ぐ

天気痛を防ぐのに効果的なのは、耳栓の装着です。
天気アプリなどで、これから低気圧が発生するとわかったら、シリコンタイプの耳栓を両耳に着けてください。
ちなみに、スポンジタイプの耳栓は、圧迫感が強くて耳を傷める可能性があるので、お勧めできません。

耳栓を装着した後、ヨガやストレッチなどの軽い運動をする、ハーブティーを飲んでリラックスする、といった行動をとれば、自律神経の乱れは最低限に抑えられます。



また、寝る時も耳栓を着けておけば、夜中の気圧低下にも対応できますし、静寂空間で安眠できるというメリットも!
シリコンタイプの耳栓は、通販でもお手ごろ価格で購入できますので、夏の健康対策として使ってみてください。
自律神経が整い、睡眠の質をキープできれば、夏バテしにくい体質が手に入りますよ! (監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)