コラム August 09, 2020

エアコン内部で発生するカビを抑える!消す前の“ある操作”が効果的!

今年も暑くてジメジメした日々が続き、寝苦しい夜に快眠を奪われている方が続出しています。
自宅のエアコンの稼働時間も、上がっているのではないでしょうか?
冷房をつけると室内が乾燥しますので、湿気を好むカビが発生する心配はないと思いきや、エアコンの中はカビだらけなんてことも・・・。

カビは快眠の妨げとなるだけでなく、重篤な病の原因にもなりますので、正しい使い方を身につけて健康維持を進めていきましょう。

エアコンから水滴が垂れる理由は?

冷房を長時間つけていると、風の吹き出し口に水滴がたまって垂れてくることがあります。
これは、コップに冷たい飲料を注ぐと結露が発生するのと同じで、冷えた空気がエアコンから出ることで周囲の暖かい空気含まれる水分が行き場をなくし、吹き出し口などに結露として付着するんです。

ちなみに、エアコンの設定温度を低くすればするほど、発生する結露の量は多くなるんですよ。
この状態でエアコンを切ってしまったら、すべての水分は蒸発せずに残ってしまいます。
さらに、ホコリが付着することで、カビが繁殖しやすい環境にるのです。

冷房を入れるたびに、臭いニオイが発生する場合は、内部にカビが繁殖している可能性があります。
カビの胞子が部屋中にまき散らされると、寝具環境も悪化してしまいますので、放置せずにエアコンのクリーニング業者に清掃を依頼しましょう。

冷房を切るときは30分間の送風を!

エアコンの結露対策として、みなさんに実践していただきたいのが、
「冷房を切る前に、30分ぐらい送風に切り替える」
という習慣です。

風を送れば結露が乾燥しやすくなりますので、その後のカビ防止対策につながります。
このような対策を講じても、結露が発生し続けるという場合は、エアコンそのもの故障が考えられますから、メーカーにすぐ問い合わせてください

エアコン内部にあるドレンパン(水滴をためて室外機から排出する部分)に、何かしらの不具合が発生しているかもしれません。


まだまだ高温・多湿の熱帯夜は続きます。
質の高い睡眠で健康を維持し、夏バテを避けるためにも、今すぐエアコンの状態をチェックしてみましょう!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)