コラム September 16, 2020

疲労の正体は乳酸ではない!細胞の老化も促す“活性酸素”とは?

「疲れがたまるのは、体内で乳酸が発生するせい」

昔から、乳酸は疲労物質と考えられてきましたが、近年の研究で、これは間違いだとわかったんです。
疲労の本当の正体は、「活性酸素」という物質で、睡眠にも深いかかわりがあります。
快眠生活を続けるために、本記事で活性酸素の正しい知識を身につけていきましょう。

老化を促進して病気を引き起こす活性酸素

わたしたちは、呼吸で取り入れている酸素をもとに生きるためのエネルギーを作っていますが、その過程で「活性酸素」という物質ができます。
この物質が一定量に保たれていれば問題ないのですが、量が増えると正常な細胞にダメージを与え、老化を促したり、病気を引き起こしたりします

このようなダメージを軽減するために、体内の抗酸化成分がはたらいて、余分な活性酸素は体外へ排出されるのです。
ところが、抗酸化力が低下すると活性酸素が増加して、日常生活を送るために必要なエネルギー生成を妨げられてしまい、酸素不足にも陥ることから「疲れ」を感じるようになります。

活性酸素は、酸素を大量に必要とする運動をした後や、太陽光に含まれる紫外線を浴びた時、ストレスを感じた時に大量生成されるんです。

また、タバコのタールやニコチン、食品添加物などの摂取でも活性酸素が大量に作られ、疲労感増大につながります。

睡眠不足がもたらす疲れのスパイラル

抗酸化物質が除去できない増えすぎた活性酸素は、睡眠を取ることで分解が進みます。
しかし、睡眠不足が当たり前の生活をしていると、活性酸素を分解しきれなくなって、朝目覚めた時から強い疲労感を覚えるようになるんです。

このような疲れ切った状態で、毎日仕事や家事を頑張って、ストレスも受け続けると慢性疲労を引き起こし、睡眠の質まで低下。
疲れがあらたな疲れを呼ぶといった、負のスパイラルに陥ります。

さらに、免疫力も悪化して、さまざまな病気を招くリスクが高まるのです。

下記のような症状が増えてきたら、疲労が慢性化していると認識し、すぐに生活習慣の改善に取り掛かってください。

・物忘れが激しくなる
・集中力や思考力が低下する
・脱力感があり、カラダに力が入らない
・疲れているのに、布団に入っても寝付けない
・微熱があり、カラダがだるい
・頭が重く、肩がこっている
・関節や筋肉が痛い

慢性疲労回復のポイントは1にも2にも睡眠!

慢性疲労を回復して活性酸素を減らすには、睡眠の見直しが不可欠です。
1日7時間程度(シニアの方は6時間)を目安にして、睡眠時間を確保してください。

仕事が忙しくて寝る時間を削らざるを得ないという方は、午後3時までに15分程度の昼寝をしてみましょう。
短時間の休息で、疲労がかなり取れますよ。

また、疲労回復が進む“深い眠り”を得るために、睡眠環境を整えることも重要です。
寝室の照明は暗くして、自律神経がストレスを受けないようにします。

今の時期でしたら、室温は22~23度、湿度は50%前後に保たれるよう、エアコンのドライ機能などで調整するといいですよ。
さらに、敷寝具の通気性や反発力をチェックして、機能低下を感じたら買い替えるべきです。
へたった寝具で寝ていると、カラダが蒸れたり、体圧が一部に集中したりして寝苦しさを感じ、睡眠がどんどん浅くなります。

通気性や放湿機能、体圧分散力が優れたマットレスの使用をおすすめします。
熟睡環境で深い眠りが得られれば、慢性疲労も次第に回復していきますし、ストレスへの対応力も高まり、活性酸素の増加も抑えられるんです。
睡眠の質が高まれば、生活の質も数段アップします。
理想的な眠りを探しに、今すぐGOKUMINの通販サイトにアクセスしてみましょう!!