コラム
October 18, 2020
快眠のために知っておきたい!眠りをつかさどる2つのリズムとは?
わたしたちのカラダには、健康体を維持するための「生体リズム」が備わっています。
今回は、睡眠と深い関わりがある2つのリズムについて解説しますので、みなさんの生活習慣改善に役立ててください。
カラダのメカニズムに沿った行動をとると、眠りの質がグンとアップしますよ。
これは、「メラトニン」というホルモンの作用で、起床後に日光を浴びてから約15時間後に分泌量が高まるというリズムを持っているんです。
メラトニンリズムは、光の影響で狂いやすいという特徴があります。
夜になっても明るい部屋で過ごしていると、メラトニンの分泌量が低下して寝つきが悪くなるんですね。
このような特徴をふまえて、夕方になったら照明を暗くすることを心がけてください。
間接照明を使うと、十分な明るさを確保できるうえに、気分がリラックスしますので、ぜひ、試してみましょう。
このタイミングで、体温が上がる行動(運動、熱いお湯に浸かるなど)をとると寝つきが悪くなり、眠りも浅くなってしまうのです。
運動は体温が一番高くなる夕方に、入浴は布団に入る2時間前に済ませるのが快眠の基本です。
また、朝は1日の活動力をアップさせるために体温を上げなくてはならない時間帯ですから、熱生成のエネルギーとなる朝食をしっかり摂ることも、快眠を得るための重要な習慣と言えます。
本記事で取り上げた2つのリズム以外にも、脳の覚醒や血圧の調整など、わたしたちのカラダは生命を維持するために規則正しい活動を続けています。
しかし、生活習慣の乱れていると、生体リズムが狂ってさまざまな不調が出てくるのです。
健康を維持して、いつも活動的な日々を送るためにも、この機会にご自身の生活パターンが生体リズムに悪影響を及ぼしていないか、確認してみましょう。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
今回は、睡眠と深い関わりがある2つのリズムについて解説しますので、みなさんの生活習慣改善に役立ててください。
カラダのメカニズムに沿った行動をとると、眠りの質がグンとアップしますよ。
1.眠気を発生させるメラトニンリズム
わたしたちは毎日決まった時間に眠くなり、心身が休息モードに移ります。これは、「メラトニン」というホルモンの作用で、起床後に日光を浴びてから約15時間後に分泌量が高まるというリズムを持っているんです。
メラトニンリズムは、光の影響で狂いやすいという特徴があります。
夜になっても明るい部屋で過ごしていると、メラトニンの分泌量が低下して寝つきが悪くなるんですね。
このような特徴をふまえて、夕方になったら照明を暗くすることを心がけてください。
間接照明を使うと、十分な明るさを確保できるうえに、気分がリラックスしますので、ぜひ、試してみましょう。
2.寝る前に低下する体温リズム
わたしたちの体温は、睡眠中に内臓や脳の疲労回復を促すため、寝る時間が近づくにつれて低下していきます。このタイミングで、体温が上がる行動(運動、熱いお湯に浸かるなど)をとると寝つきが悪くなり、眠りも浅くなってしまうのです。
運動は体温が一番高くなる夕方に、入浴は布団に入る2時間前に済ませるのが快眠の基本です。
また、朝は1日の活動力をアップさせるために体温を上げなくてはならない時間帯ですから、熱生成のエネルギーとなる朝食をしっかり摂ることも、快眠を得るための重要な習慣と言えます。
本記事で取り上げた2つのリズム以外にも、脳の覚醒や血圧の調整など、わたしたちのカラダは生命を維持するために規則正しい活動を続けています。
しかし、生活習慣の乱れていると、生体リズムが狂ってさまざまな不調が出てくるのです。
健康を維持して、いつも活動的な日々を送るためにも、この機会にご自身の生活パターンが生体リズムに悪影響を及ぼしていないか、確認してみましょう。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)