快眠につながるマットレス選びのポイント5つ!重視すべきは寝姿勢?
マットレスには、実にさまざまなタイプのものがありますが、重要なポイントを知らずに価格や素材だけで選んでしまうと、快眠の妨げになることも!
ここでは、マットレス選びにおける重要なポイントを5つ挙げますので、みなさんの深い眠りを実現するための参考にしてみてください。
一番こだわりたいのは横になった時の姿勢
わたしたちは立っている時、頭部と首、胸と腰、そして骨盤がS字のラインを描いています。
寝る時もこの姿勢を維持できるように、マットレスが体圧を分散して、体の一部に負荷がかからない寝姿勢になることが理想です。
体圧がうまく分散されないと、首や肩付近の筋肉などにストレスがかかってコリが発生し、眠りが浅くなってしまいがちに。
では、快眠を実現するために、マットレスを選ぶ時に覚えておきたい5つのポイントをチェックしてゆきましょう。
マットレス選びのポイント①:素材の復元率が高い
復元率とは、マットレスの素材に力をかけた時に、元の形状に戻る割合のことです。数値が高ければ高いほど、理想的な体圧分散を長い期間にわたって実現します。-
マットレス選びのポイント②:体が沈まない
適度な寝返り(1晩に20~30回)は、血行改善や体圧分散などに不可欠ですが、カラダが沈むようなマットレスだと、自然な寝返りが打てずに眠りが浅くなってしまうことも。
マットレス選びのポイント③:抗菌・防臭機能が優れている
雑菌が繁殖しやすいマットレスだと、カビなどの影響で体がかゆくなりますし、ニオイの影響で夜中に目を覚ましやすくなり、睡眠の質が低下して目覚めが悪くなる傾向にあります。
マットレス選びのポイント④:ホルムアルデヒドの発生が抑えられている
有害物質であるホルムアルデヒドが発生しやすいマットレスは、雑菌同様、睡眠中に鼻や喉の粘膜を刺激し、アレルギーを引き起こすことも。
マットレス選びのポイント⑤:カバーがずれにくい
寝ている間にマットレスのカバーがずれてしまうと、寝心地の悪さに直結します。マットレス本体にしっかりフィットするカバーにも注目してください。
眠りが浅くなる原因はさまざまですが、毎日使っている寝具環境の低下は意外な盲点になります。寝具は人生の3分の1を共にする、大切なパートナーですから、快眠サポート機能には徹底的にこだわりたいものですね。
(監修:精神科・心療内科 豊田早苗)