コラム July 06, 2021

【快眠をサポートする夏のパジャマ】ジャージやスウェットはNG?

今年の夏も暑くて寝苦しい夜が続いていますが、みなさんはどのようなパジャマを着て寝ていますか?
部屋着として使っているジャージやスウェットをそのままパジャマにしているという方は、睡眠の質が低下しているかもしれません。
本記事を参考に、パジャマの役割と熱帯夜でも朝までグッスリ眠る術を覚えておきましょう!

パジャマに着替えることが脳に眠る合図を送る

わたしたちは寝る前にハーブティーを飲む、アロマを焚く、読書をするなど、毎日のルーチンとして色々な行動をとっています。
こうした習慣が脳に眠る合図を送っていること、みなさんはご存じでしたか?
脳は夜になると活動を抑えて、1日の疲れやストレスを解消するために眠る準備をするのですが、日々の決まった行動がそのサポートとなるのです。
パジャマに着替えるという行為もその1つで、心身のリラックスが進んで快眠につながるんです。
もし、あなたが寝つきの悪さで悩んでいたら、布団に入る30分ぐらい前を目安にしてパジャマに着替えてみてください。
また、ベッドに入るタイミングも寝る直前にすることで、寝つきが良くなることが期待できますよ。

パジャマの素材は季節ごとに変える

続いて、パジャマの素材のお話です。
夏は寝ている間にかく汗の量が多くなりますから、吸・放湿性が高い素材を選ぶべきです。
おススメは、麻素材。
吸・放湿性が高いのはもちろんのこと、速乾性が他の素材(綿や化学繊維など)とくらべものにならないぐらい優れているので、汗がカラダにまとわりついて寝苦しさを感じ、夜中に目が覚めるといった睡眠トラブルも避けられます。
また、肌触りがバツグンなのも特長で、着替えた時に感じる心地よさが心身のリラックスにつながり、睡眠の質が高くなることが期待できるのです。

あとは、エアコンで室温を調整しつつ、パジャマと同じく吸・放湿性の高い枕やマットレスを使用すれば、疲労やストレスがしっかり解消される快眠が得られることでしょう。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)