コラム
August 08, 2021
肥満気味の方は要注意!睡眠時無呼吸症候群を引き起こしているかも?
繰り返し発出される緊急事態宣言などの影響で、私たちは長期間にわたって自粛生活を強いられています。
自宅にいる時間が増えて運動量も減ることから、体重も増加してしまった方も多いのではないでしょうか?
そこで注意したいのは、肥満が引き起こす「睡眠時無呼吸症候群」です。
起床時に寝た気がしないと感じたり、日中に強い眠気が発生したりする方は、命にかかわる病気につながりかねないので、すぐに対策を講じましょう。
脂肪が頸部付近にも付くようになって気道を狭め、鼻から取り込んだ空気を通りにくくするんですね。
この時、気道周辺の器官が振動して轟音を伴う「いびき」が発生します。
いびきが重症化すると、10秒以上呼吸が止まることがあり、これが1時間に5回以上発生すると「睡眠時無呼吸症候群」と診断されるのです。
まずは、いびきを計測するスマートフォンのアプリを利用して、寝ている間の音を録音してみましょう。
毎日のように激しいいびきをかいているとか、呼吸に異常を感じたら、耳鼻咽喉科や睡眠外来を受診してください。
睡眠中に無呼吸の頻度が高まると、体内が酸素不足になって眠りが浅くなりますし、脳卒中や心筋梗塞など命にかかわる病気につながりますから、軽視は禁物です。
ラジオ体操や筋肉トレーニングなど、自宅でできる運動はたくさんありますので、毎日のルーチンにするべきです。
また、医師と相談してマウスピースやナステントといったいびき防止器具を使うのも有効です。
マウスピースを装着して眠れば、下あごが前に出て気道が広がるため、いびきをかきにくくなります。
ナステントとは鼻から挿入するチューブのことで、こちらも気道を確保して空気の通りをよくするのに役立つ器具です。
軽度の睡眠時無呼吸症候群でしたら、このような生活の見直しと医療器具の使用で改善する可能性があります。
繰り返しになりますが、いびきが酷いことがわかったらすぐに病院で診てもらいましょう!
いびきを治療して睡眠の質を高めれば、日中の活動量がアップして趣味を楽しむ余裕も出てきます。
ステイホーム生活でも、充実した日々を送れますよ。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
自宅にいる時間が増えて運動量も減ることから、体重も増加してしまった方も多いのではないでしょうか?
そこで注意したいのは、肥満が引き起こす「睡眠時無呼吸症候群」です。
起床時に寝た気がしないと感じたり、日中に強い眠気が発生したりする方は、命にかかわる病気につながりかねないので、すぐに対策を講じましょう。
いびきの状態を把握して医師の診察を!
わたしたちのカラダは、摂取カロリーより消費カロリーが多くなると、必然的に脂肪が増えて肥満体型になります。脂肪が頸部付近にも付くようになって気道を狭め、鼻から取り込んだ空気を通りにくくするんですね。
この時、気道周辺の器官が振動して轟音を伴う「いびき」が発生します。
いびきが重症化すると、10秒以上呼吸が止まることがあり、これが1時間に5回以上発生すると「睡眠時無呼吸症候群」と診断されるのです。
まずは、いびきを計測するスマートフォンのアプリを利用して、寝ている間の音を録音してみましょう。
毎日のように激しいいびきをかいているとか、呼吸に異常を感じたら、耳鼻咽喉科や睡眠外来を受診してください。
睡眠中に無呼吸の頻度が高まると、体内が酸素不足になって眠りが浅くなりますし、脳卒中や心筋梗塞など命にかかわる病気につながりますから、軽視は禁物です。
自宅でできるいびき対策
病院を受診して睡眠時無呼吸症候群、もしくはその予備軍と診断されたら、まずは運動量を増やす、食事メニューを見直すなど、生活習慣を改善して肥満を解消してください。ラジオ体操や筋肉トレーニングなど、自宅でできる運動はたくさんありますので、毎日のルーチンにするべきです。
また、医師と相談してマウスピースやナステントといったいびき防止器具を使うのも有効です。
マウスピースを装着して眠れば、下あごが前に出て気道が広がるため、いびきをかきにくくなります。
ナステントとは鼻から挿入するチューブのことで、こちらも気道を確保して空気の通りをよくするのに役立つ器具です。
軽度の睡眠時無呼吸症候群でしたら、このような生活の見直しと医療器具の使用で改善する可能性があります。
繰り返しになりますが、いびきが酷いことがわかったらすぐに病院で診てもらいましょう!
いびきを治療して睡眠の質を高めれば、日中の活動量がアップして趣味を楽しむ余裕も出てきます。
ステイホーム生活でも、充実した日々を送れますよ。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)