コラム September 22, 2021

【睡眠美容の常識】寝る前のスマホをやめることがアンチエイジングに!

目的がなくても、気が付いたらいじってしまうスマートフォン。
布団に入った後もSNSや動画サイトを見ている方も多いことでしょう。
しかし、このような習慣があなたの肌老化を加速していることをご存じでしたか?

お肌の新陳代謝は睡眠中に活性化する

わたしたちの肌細胞は、年齢によっても変わってきますが、28日周期で新しい細胞と入れ替わっています。
角質の奥でつくられている若い細胞は、時間の経過とともに肌上部に押し上げられていき、古い角質をはがしているんですね。
しかし、この細胞活動の周期が乱れると、古い角質がいつまでもお肌にとどまってしまい、シミやしわ、たるみなどの肌トラブルを引き起こすんです。

カラダ全体を構成する細胞の新陳代謝は、睡眠中に活性化します。
そして、眠りの深度が高ければ高いほど、成長ホルモンの分泌量が増えてストレス解消が進み、コラーゲンやヒアルロン酸といった美容成分の生成量も高まるんです。
寝る前のスキンケアは、あくまでもお肌の外側からのアプローチで、カラダの中からのアンチエイジングは、"熟睡"が基本であると覚えておきましょう。

寝る前のスマホが成長ホルモンの分泌を妨げる?

成長ホルモンを味方にして美肌を手に入れるには、睡眠環境を整えて朝までグッスリ眠れるようにすることが不可欠です。
今の季節であれば、室温は25度前後、湿度は50%前後になるように調整して、通気性にすぐれた適度な反発力を持った寝具で寝るようにしてください。
また、成長ホルモンの分泌を妨げる行動は、今日から改めましょう。

その代表格として挙げられるのが、"寝る前のスマホ"です。
スマートフォンの画面から照射されるブルーライトを浴びると、成長ホルモンの分泌量が減ってしまうことがわかっています。
できれば、夕方になったら室内のあかりを間接照明に切り替えて、スマートフォンの使用は最低限に。
布団に入る3時間前になったら、パソコンなども一切使用しない生活を徹底してみてください。
これまでどんなアイテムを使っても改善しなかったお肌のコンディションが、次第によくなるかもしれませんよ!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)