コラム September 13, 2022

不安定な気候で患者が急増中?この時期増える天気痛の対処法とは?

気圧が下がって雨が降るたびに、めまいや吐き気、意欲の低下などさまざまな症状を引き起こす天気痛。
テレビの健康番組や天気予報などで、耳にすることが多くなりましたね。
これからは台風が増えるシーズンに入って、天気痛の症状が悪化するリスクが高まりますので、本記事で病気のメカニズムと対策をしっかり押さえておきましょう。

まずは天気痛のメカニズムを理解

雨が降る前などは気圧が低下するのですが、この気象変化は耳の奥にある「内耳」という器官が感知します。
そして、脳にストレスを発生させて自律神経のはたらきを乱し、冒頭でお話しした不快症状を引き起こすのです。

雨が降るたび古傷が痛むのも天気痛の症状で、カラダだけでなくココロの健康にも悪影響を及ぼす厄介な存在です。
最近は、天気痛の診察をする頭痛外来が増えてきましたが、病気のメカニズムは解明されていても完治させる方法は確立されていないので、少しでも症状が軽減する方法を解説していきますね。

耳栓の有効活用が非常に効果的

先ほどもお話ししたとおり、気圧の変化は耳が感知しますので、天気痛を防ぐには耳栓を装着するのが効果的と言えます。
ドラッグストアに行けば、天気痛用の耳栓が手ごろな価格で手に入りますので、上記のような症状がある方は購入してみてください。
そして、天気予報を常にチェックして、これから天気が悪くなると分かったら耳栓を装着しましょう。
また、自律神経の乱れを抑えるために、下記の習慣を生活に取り入れてみてください。

・3度の食事をしっかり食べる
・毎日適度な運動とストレス解消を行なう
・入浴はシャワーで済まさず、ぬるめのお湯にしっかり浸かる
・夜になったらパソコンやスマートフォンの使用はやめる
・間接照明を使って光の刺激を最低限にする
・暑くて眠れない夜は、エアコンを点けっぱなしで寝る

このような生活を送れば、天気痛の不快症状はかなり抑えられることが期待できます。
病院に行っても体調不良の原因がわからないと診断された方は、ぜひ、試してみてくださいね。