お風呂から出た後、髪の毛の傷みを避けるために、ドライヤーを使わずに自然乾燥させている方って、非常に多いですよね?
でも、こうした髪の乾かし方って、髪にダメージを与えるだけでなく、睡眠にも悪影響が及ぶということ、みなさんはご存知でしたか?
短時間のドライヤーなら髪は傷まない
入浴して髪を洗うと、毛の表面を覆っているキューティクルが開きます。
キューティクルが開いたままだと、ここから毛の水分や栄養分がどんどん抜けていき、髪の健康状態が一気に低下して、パサパサの状態になることもありますね。
インターネットで間違った情報が拡散されている影響もあって、ドライヤーをかけると髪が傷むと勘違いしている方も多いですが、実は、熱い風で素早く乾かしたほうが、痛みは少なくて済むんです!
「キューティクルは、熱風を当てることで閉まる」
これが、正しい常識です。
ただし、水分が多い状態でドライヤーを当てると、髪のダメージが大きくなってしまいますので、吸湿性の高いタオルで水分を吸い取る、「タオルドライ」を最初に行なってください。
その後、強い熱風をあてて髪を根元から乾かした後、今度は冷風に切り替えて風を当てると、キューティクルは完全に閉まりますよ。
男性も注意!自然乾燥で不眠になる理由
髪の自然乾燥を避けるべき理由は、睡眠への影響にもあります。
お風呂で体が温まっても、髪が濡れていると頭部から熱が放出され続けるため、体全体が冷えていくのです。
そうなると、布団に入っても寝つきが悪くなりますし、自律神経が乱れて深い眠りも得られなくなります。
また、髪の水分が枕に移ることも大問題ですね。
湿気が枕にたまると、カビやダニが繁殖してアレルギーを引き起こし、夜中にカラダがかゆくなって目が覚めることも。
こうなると、浅い眠りの割合が増えて疲労が翌日に持ち越されてしまいますから、カラダの免疫力が低下して健康リスクが高まります。
こうした寝具への影響も考慮して、今晩からは入浴後、なるべく早くドライヤーで髪を乾かすようにしましょう!
冬場に乾燥しやすい髪も、美しくキープできますよ。