ナイトキャップにもおすすめ！ノンアルコールビールの魅力とは？

今や、普通のビールと同じぐらい人気を集めているノンアルコールビール。
家飲みの定番にしている方や、休肝日の晩酌で飲んでいる方が多いようですが、実は健康面、とくに睡眠にもプラスの効果があるということをご存じでしたか？
本記事では、ノンアルコールビールが睡眠にもたらす作用について解説していきます。

まずは寝酒のデメリットをおさらい

「寝る前のお酒（ナイトキャップ）は、快眠をサポートする」
今でもこのような常識を持っている方もいるようですが、これは間違った常識です。
確かにお酒を飲むと眠くなりますが、体内でアルコールが分解される過程で交感神経の働きが活発になって、就寝後に何度も目が覚めてしまいます。

また、アルコールには利尿作用があるので、トイレで眠りが分断されることも。
こうした作用によって深い眠りが得られなくなり、疲労やストレスが翌日まで持ち越されてしまうんですね。
アルコールは睡眠にとって、悪影響でしかないことを覚えておきましょう。

ノンアルコールビールのホップとGABAに注目

ノンアルコールビールも含めて、ビールにはホップが使われています。
このホップには鎮静効果があり、ココロを鎮めて安眠をもたらす成分として、昔から生薬や民間薬としても用いられていました。
また、ビールの主成分であるアミノ酸の一種であるGABAには、抗ストレス作用と神経の高ぶりを落ち着かせる働きがあります。
GABAストレス研究センターで行われた実験では、GABAを摂取した人としていない人の睡眠の質を比較したところ、摂取した人のほうがスッキリと目覚めることができ、よく眠れたという結果が出ているんです。
このような事実から、就寝前に飲むノンアルコールビールは、睡眠に良い影響をもたらすことがわかりますよね。

ノンアルコールビールの快眠効果は実験でも実証されている！

ノンアルコールビールの快眠効果は、スペインのエストレマドゥーラ大学の研究チームによって行われた実験でも実証されています。
女性看護師17名に330mlのノンアルコールビールを夕飯の時14日間飲んでもらい、手首のセンサーで睡眠の様子を計測しました。
その結果、ノンアルコールビールを飲むことによって、入眠時間が12分も早くなったのです。