コラム May 01, 2023

カンタンにできる快眠術!眠りの敵であるブルーライトを味方にする方法

スマートフォンやパソコンから発せられる青白い光、ブルーライト。
睡眠に悪影響を及ぼすブルーライトですが、朝や日中にこの光をうまく利用すれば、夜眠くなる時間を調整したり、眠気を覚ましたりすることができます。
本記事では、ブルーライトの活用法について解説していきますので、あなたの快眠に役立ててくださいね。

ブルーライトで目覚めスッキリ!?

ブルーライトの強い光を夜に浴びると、脳が昼間だと誤認して眠気をもたらすメラトニンの分泌を抑えてしまうため、覚醒して眠れなくなってしまいます。
このような悪影響を避けるためにも、就寝2~3時間前になったら、テレビやスマートフォン、パソコンなどの使用は控えるべきです。
しかし、反対にブルーライトの覚醒作用を利用すれば、眠気覚ましに有効活用できます。

例えば、午後の会議中に眠気に襲われて困ったという経験はありませんか?
そんな時、スマートフォンの光を見れば、視覚からの強い刺激によってパッチリ目が覚めますよ。
コーヒーを飲むより即効性があるのでおススメです。
また、帰宅中の通勤電車の中でウトウトする時ってありますよね。
この時間に寝てしまうと夜の睡眠に大きく影響してしまうので、スマートフォンのブルーライトを使って一旦、目を覚ますといいでしょう。

起きてすぐのメールチェックもおススメ

朝の目覚めが悪く、なかなかエンジンがかからないという方におススメなのが、メールチェックです。
眠気のもとであるメラトニンというホルモンは、スマートフォンの強い光を浴びると分泌が抑制されるため、脳が活性化して頭がシャキッとします。
また、睡眠中に脳は情報整理をしていて、朝は頭がスッキリしている状態なので、仕事もはかどります。
夜にメールチェックをすると、液晶の光によって、睡眠を誘発するメラトニン分泌が抑えられてしまいますが、朝にメールチェックすればそのリスクを避けることもでき、一石二鳥ですね。

睡眠に悪影響と言われるブルーライトですが、使い方次第で快眠をサポートすることもできることを覚えておいてください。
ちなみに、ブルーライトは太陽光にも含まれていますから、朝はスマートフォンを見るよりも、カーテンを全開にして日光浴をする習慣を身につけましょう。
これによって、体内時計の乱れも調整できるというメリットも得られますよ。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)