コラム May 09, 2023

今日からつける睡眠日誌!生活の可視化で得られるメリットとは?

「毎晩、寝つくまで時間がかかる」
「眠りが浅くて夜中に目が覚める」
こうしたお悩みを持つ方におススメなのが、睡眠日誌をつける習慣です。
本記事では睡眠日誌とはどのようなものか解説していきますので、眠りの改善に役立ててください。

自分の快眠パターンが見つかる睡眠日誌

睡眠日誌とは、就寝時間や起床時間、昼寝の時間といった睡眠に関する時間を、日常生活の時間とともに記録する日誌のことを言います。
記録を通して可視化することで、自分が無意識に睡眠の妨げとなる行動をとっていることに気が付き、睡眠が改善していくのです。

さらに満足な睡眠がとれた日をチェックすれば、睡眠に最適な日中の行動が何か把握することができます。
こうした記録をつけておくと、質の高い睡眠を得ようという意識が高まるだけでなく、睡眠障害が悪化してクリニックを受診することになった場合に、日誌を持参することで診察がスムーズに進むというメリットもあるんです。

睡眠日誌に記載すべきことは?

睡眠日誌は、24時間の時間表にして記録するとわかりやすいです。
必要な記載事項は下記となります。

■睡眠に関する時間
・布団に入っていた時間
・実際に眠っている時間
・ウトウトしていた時間
・昼寝の時間
・日中や夕方に眠くなった時間

■日常生活に関する時間
・3度の食事と間食の時間
・入浴時間
・仕事や学校、家事の時間

■その他の重要記載事項
・眠りの質と目覚めた時の満足度
・起きている時の集中力、疲れなどの状態
睡眠日誌をスタートするときは、毎日の起床時間をそろえるようにしましょう。
まずは1週間日誌をつけてみて、眠りと日常生活の関係性を確認してください。
書くのが面倒だという方は、スマートフォンやパソコンで使える睡眠日誌のアプリもあるので、自分にあったやり方で始めるといいですね。
睡眠日誌を活用すれば、きっとあなたの眠りの質がアップしますよ!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)