コラム May 13, 2023

"朝足湯"のススメ!体温が上がると睡眠だけでなく生活の質もアップ!

3月になって気温が上がってきましたが、まだまだ朝は寒くて布団から出るのもひと苦労ですよね。
朝は体温も下がっていますから、体を動かすのもおっくうに感じますし、食欲もわいてきません。
こんなお悩みを抱えている方におススメしたいのが、"朝足湯"です。
カラダが芯からポカポカになってお腹がすいてきますし、脳も覚醒して朝から快活な時間を過ごせますよ。

冷えやむくみの改善にもつながる朝足湯

わたしたちの体温が最も低くなるのは朝で、夕方にかけて次第に上昇していきます。
しかし、まだまだ朝の冷え込みを感じる今の季節は、体温の上昇スピードが遅いですし、それによって血液の循環が滞り、カラダの動きも鈍くなるのです。
「朝は元気が出ないし、なかなかエンジンがかからない・・・」
と感じるのは、このように体温が大きく関係しているためなんですね。

さらに、朝食を抜くと熱を作り出すエネルギーが不足して体温が低い状態が長く続き、仕事や家事などの効率も低下します。
そこでみなさんに試していただきたいのが、足湯です。
足を温めるだけで全身がポカポカになってカラダが目覚めていきますし、冷えやむくみが改善して、ストレス解消や疲労回復も進みます。
もちろん、脳もシャキッとして、午前中からパワー全開で行動できるんです。

体温が上がる足湯のやり方は?

まずはバケツに43~45℃くらいの熱めのお湯を、くるぶし上くらいまで入れましょう。
そして、両方の脚をバケツに入れて5~10分ほど浸けていると、全身がポカポカと温まってきます。
この朝足湯をする時は、カーテンを開けて朝日を浴びながら行なうのがポイントです。
明るい太陽の光には、眠気のもとである睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を抑制する働きがあるので、脳の覚醒が進んで気分がスッキリします。

お湯を朝日の当たる場所まで運ぶのが面倒という方は、足湯をしながらスマートフォンのメールチェックをしましょう。
スマートフォンから照射されるブルーライトの強い光にも、脳を覚醒させる効果があるので、朝の目覚ましに活用できます。
足湯のあとは、しっかり朝食を摂ってください。
先ほどもお話しした通り、朝食は体温上昇に必要なエネルギー源ですし、消化器官の筋肉運動も活発になるので、血行がさらに良くなります。
このような朝足湯を習慣にすると、日中の活動量が増えて生活のリズムが整いやすくなるだけでなく、体内時計も整って寝つきがよくなり、睡眠の質も上がることが期待できますよ。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)