こむら返りにお悩みの方必見！睡眠時にふくらはぎがつったときの対処法は？

寝ているときにふくらはぎがつって、激痛で目が覚める・・・。
このような症状は「こむら返り」といい、その突然の痛みによって、驚いて飛び起きる方もいますよね。
こむら返りは、秋から冬、春先までの寒い季節に起こりやすいんです。
本記事では、症状が出る原因と予防方法、そして対処方法について解説していきますので、みなさんの快眠に役立ててください。

こむら返りの原因と対処方法とは？

ふくらはぎがつると強い痛み（こむら返り）に襲われますが、これは下腿三頭筋という筋肉が突然収縮して、元に戻らなくなったことが原因で発生します。
下腿三頭筋は、自身の体重を支えることができるほど強力な筋肉なため、強い収縮を起こすと元のゆるんだ状態に戻りにくく、ひどい痛みを引き起こすのです。
激痛は数十秒から、数分間にわたって続くことも。
こむら返りの発生原因としては、運動などで脚に負荷をかけすぎた時の筋肉疲労によるもの、水分不足、冷えなどが挙げられます。

もし、こむら返りが発生したら、膝を伸ばしたまま足の甲の方向に足首を曲げると痛みが緩和されます。
伸ばした時に多少の痛みを感じますが、ある程度伸ばしていると過収縮していた下腿三頭筋がゆるんで、少しずつ痛みが引いていきますよ。

今日からできるカンタンなこむら返り対策

激痛を伴うこむら返りは睡眠を分断してしまい、眠りの質の低下を招くので、この症状が出る方は寝る前に予防しておきましょう。
春先は冷えによってこむら返りになることが多いので、ふくらはぎを温めるレッグウォーマーを履くといいですね。
ただし、カラダの締め付けは血行不良を招くので、圧迫感のないゆるいタイプのレッグウォーマーを選んでください。
また、激しい運動をしたときは、入浴時にふくらはぎマッサージを実践するといいですね。
これによって、筋肉疲労が原因で起こるこむら返りを防ぐことができます。

もうひとつ、水分不足もふくらはぎがつる原因となるので、就寝前にはしっかりと水分補給をしておきましょう。
ただし、冷たい水を飲むと膀胱が刺激されて、夜中のトイレで目が覚めてしまうので、白湯を飲むようにしてください。
温かい白湯を飲むと、心身がリラックスして副交感神経が優位になるので、深い眠りにつけるというメリットもあります。
以上のケアを行えば、寝ている時のこむら返り避けられるので、今日から実践してくださいね。

（監修：精神科医・内科医　豊田早苗医師）