コラム December 27, 2018

フローリングにマットレスを敷くのはNG?湿気対策はどうする?

みなさんは、マットレスをどのような方法で使っていますか? もし、フローリングの上にそのまま敷いているようでしたら、すぐにマットレスを裏返して、状態を確認してみてください。 カビは生えていませんか?

マットレスは下部に湿気がたまる

わたしたちは、寒い冬でもコップ1杯分ぐらいの汗をかきます。 そのうち、70%ぐらいはマットレスが吸い込んで、水分は寝具の下部に移っていくんですね。 そして、マットレスの底面などから放湿されていくのですが、フローリングの上に敷いた状態だと、床面との間に水分がこもってしまい、カビが繁殖しやすい状態になってしまうのです。   これは、部屋の湿気が高まる梅雨シーズンに限ったことではなく、寒い冬にも当てはまること。 室温を上げるためにエアコンをつけると、空気中の水分が結露となって、床にも付着するのです。 フローリングの場合は、水分を吸収しないつくりになっていますから、これが汗の水分と合わさることによって、寝具環境は一気に低下してしまいます。 とくに、フローリングに敷き寝具を常に敷きっぱなしにする「万年床」の状態だと、あっという間にカビがびっしり生えてしまうなんてことも・・・。

カビの除去は専門のクリーニング店に依頼

このように、マットレスにカビが生えてしまったら、迷わず布団専門のクリーニング店に連絡しましょう。 自分でカビを落とす方法もありますが、カビを刺激すると胞子が部屋中に飛散してしまって、新たなトラブルが発生します。 それに、掃除の時にカビを吸い込んでしまうと、呼吸器系の疾患を引き起こしやすくなるという問題もあるんです。 マットレスにカビが生えていなくても、寝具内に湿気がかなりたまっていますから、マットレスの下に吸湿シートとすのこを敷いて、水分の吸収をサポートすると同時に、空気の流れを作りましょう。 マットレスをフローリングに敷くのは、基本的にはNGですが、部屋にベッドを設置するスペースがない場合は、このような湿気対策を必ず講じてくださいね。