気温が高くなって活動量も増えていくこの時期、外部からの刺激が多くなることで夜の眠りの質が落ちることがあります。
その要因の1つが、明るい照明。
昼間と同じ環境で暮らしていると、睡眠ホルモンの分泌量が減るので注意が必要です。
この季節に使い始めたい間接照明
わたしたちは、毎晩同じ時間になると眠くなりますよね?
これは、メラトニンという睡眠ホルモンの作用で、朝起きて太陽光を浴びてから15時間後に分泌されるという、規則正しいリズムを持っているんです。
しかし、メラトニンは明るい照明を浴びていると分泌量が減るという特徴があります。
その目安は500ルクスで、一般家庭の照明はこの明るさになっています。
ですから、誰もが不眠になるリスクを抱えているのが実状なのです。
春になると、日中の活動量も増えますし、夜遅くまで起きていることも多くなるので、睡眠の質を落とさないためにも。夕方過ぎからは明るい照明をなるべく避けるといいですよ。
帰宅前は、コンビニに長時間滞在しない、部屋では間接照明を使うのがポイントです。
天井から明かりを照らすのではなく、部屋の隅やソファーの横などに、優しい明かりの間接照明を設置すれば、メラトニンの分泌を妨げることもありません。
ちなみに、コンビニの照明は、1,500ルクス以上もあるんですよ!
真っ暗なお風呂で心身のリラックスが進む
快眠習慣として、みなさんにもう1つ取り入れて頂きたいのが、入浴時に灯りを点けないということ。
脱衣所の電気だけ点けて入浴すると、脳を刺激する明かりの刺激を受けないので、快眠に誘う副交感神経もしっかりはたらきますし、心身のリラックスが進みます。
この状態で、お気に入りの入浴剤を使ったり、さらに気分を癒してくれるバスアロマなどを焚いたりすると、深い眠りが得られて翌朝の目覚めが驚くほどアップしますよ。
ぜひ、今晩から、この入浴法を試してみてください!