年度末になると仕事の量が増えますし、4月は新しいプロジェクトがスタートするなどして、徹夜を余儀なくされることも多くなりますね。
単発の徹夜でしたら、心身のガマンもある程度ききますが、頻度が高くなるとダメージが大きくなって不眠を招くこともあります。
さらに、仕事の効率を上げるために行なっている行動も、実はカラダに命の危険を招いていることもあるんですよ。
“完徹”よりも15分の仮眠で生産性アップ!
ほかにもやらなくてはならない仕事があるのに、夜遅くに追加の仕事を頼まれてしまった。
仕事のミスが発覚したので、朝までに修正しなくてはならない。
仕事をしていると、徹夜を余儀なくされることってありますよね。
こんな時は、何も考えずに朝まで黙々と仕事をする方が多いですが、人間は夜になると行動力が落ちるようにできていますから、脳の動きも必ず低下します。
気力だけで乗り越えようとしても、逆に、新たなミスを発生させることも考えられますので、徹夜をすると決めたら、夜中の2~3時ぐらいに、15分程度の仮眠をとることをおすすめします。
「15分も惜しい!」
と考える方もいると思いますが、明け方になるにつれて仕事の生産性は一気に低下するんです。
それでしたら、15分の睡眠で脳の疲労を少し回復させた方が、“完徹”するよりも質の高い仕事ができます。
これは、ハーバード大学の研究でも明らかになっている事実なんですよ。
知っておきたいエナジードリンクの功罪
徹夜仕事をする時に役立つのが、コーヒーよりカフェイン量が多いエナジードリンクですね。
飲むだけで元気になった気がしますし、脳が覚醒して仕事の効率も一時的にアップします。
しかし、普段からコーヒーを飲む量が多いと、カフェインの過剰摂取となり、心臓病を招くリスクが増大するのです。
それに、カフェインには依存性がありますので、徹夜のたびにエナジードリンクを飲むと、健康状態がどんどん悪化していく恐れも。
仕事を完遂するためとはいえ、健康を害しては元も子もありません。
ですから、エナジードリンクより効果が高く、しかも、健康にもいい仮眠を必ず取り入れて、しんどい徹夜仕事を乗り越えるようにしてくださいね。