機能が高い寝具でも、使っているうちに必ず劣化して、寝心地が悪くなっていきます。
さらに、間違った使い方をしていると、快眠を妨げる環境に変わってしまうことも。
とくに注意したいのは、マットレスにシーツを敷かずに寝ている方です。
今回の記事で、シーツの必要性を再確認していきましょう。
ウレタン素材のマットレスはクリーニングできない?
睡眠の質にこだわる人が増えたこともあって、機能性が高いお手頃価格のマットレスが増えてきました。
快眠をサポートする中材や生地にもこだわっているため、肌触りがとてもよく、マットレスにそのまま寝ている人も多いようですね。
しかし、カバーが取り外せないタイプの寝具だと、中に浸み込んだ汚れが落とせなくなります。
さらに、ウレタン素材を使ったマットレスだと、熱を加えると変質してしまうため、布団専門のクリーニング業者でも丸洗いができないという特徴も。
こうしたトラブルを防ぐのが、マットレスの上に敷いて使うシーツなんです。
シーツは吸湿性と肌触りにこだわる
汚れがマットレスに移ることを防ぐ以外にも、シーツには3つの役割があります。
1.アレルギー物質の付着を防ぐ
花粉やハウスダストなど、寝室にはアレルギーを引き起こして快眠を妨げる物質がたくさん存在します。
マットレスをそのまま使っていると、こうした物質が内部に入り込んでしまいますが、シーツを敷くことでガードできるんです。
2.汗の水分を吸いとる
ウレタン素材は天日干しもできませんから、このタイプのマットレスは、陰干しで湿気を飛ばすしかありません。
こうしたケアをこまめに行なっても、寝具はすぐに湿気がたまってしまいますので、シーツで汗を吸い取る必要があるのです。
3.カラダとの摩擦を軽減する
わたしたちは寝ている間に、20回以上の寝返りをうちます。
そのたびに、マットレスの生地はカラダと擦れて傷んでいき、反発力や復元力などが低下していくんです。
でも、シーツを敷いておけば摩擦を軽減できますので、マットレスの機能低下が抑えられ、快眠が守られますよ。
このように、シーツにはわたしたちの健康を支える睡眠の質を維持する、重要な機能がたくさん備わっているんです。
シーツを選ぶ時は、吸湿性の高さと肌触りにこだわりましょう。
睡眠環境がさらによくなって、眠りの質がどんどんアップしていきますよ。