コラム June 09, 2019

起床時に頭痛が頻発する時にすべきこと&避けるべきこと

疲労を回復させて、心身をリフレッシュするはずの睡眠に問題があると、起きた直後から 頭痛などの不快症状が発生します。
こんな朝が続いている方は、適切な処置で症状を軽くするとともに、頭痛を引き起こして いる原因を見つけ、早期に改善しましょう。 shutterstock_82820368

起床時の頭痛は温めるのが基本

頭痛が発生する原因はさまざまですが、起床時に必ず発生するという方は、「睡眠中の頭 部圧迫」を疑ってみましょう。 枕に頭を乗せた瞬間は心地よくても、時間が経つにつれて頭部が沈み込んでいき、寝返り も打てない状態になってしまっているかもしれません。 こうなると、頭の重みが一部に集中して血行不良が発生し、頭痛やしびれなどを引き起こ すのです。
このようなつらい症状が続くときは、まず、患部に温めたタオルなどを温めて、血行が改 善するようにしましょう。 冷やすと血管が収縮してしまいますので、逆効果です。
また、あまりにも痛みがひどい場合は、鎮痛剤を飲んで症状を和らげるべきですが、毎日 薬に頼っていると、次第にその効果が薄まっていきます。 それどころか、今までは耐えることができた軽い頭痛もしんどくなり、鎮痛剤を飲む頻度 が上がる「薬物乱用性頭痛」を引き起こす可能性が高まりますので、注意が必要です。 shutterstock_756787537

枕には適度な反発力が必要

頭の一部への圧力集中を避けるには、適度な反発力がある枕を使うことが不可欠です。
枕が柔らかすぎて沈み込んだままでしたら、寝返りが打ちにくくなりますが、頭部を押し 返す機能があれば、1番で20回ほどの寝返りもしっかりサポートしてくれます。
最近は、包み込む感触の枕が人気を集めていますが、寝心地以上に反発力の有無を重視し なくては、快眠は得られません。 ひと晩の寝返りをカウントできる、無料のスマートフォン専用アプリもありますので、こ うしたツールを使って、自分が寝ている時の様子をチェックしてみてください。
寝返りがきちんと打てていないようでしたら、新しい枕に買い替えるべきですよ。