コラム June 13, 2019

夏は揚げ物を控えるべき?快眠を妨げて老化を進める意外な物質とは?

女性の方でしたら、誰もがご存じの活性酸素。
この物質が体内で増えると、細胞の活動力が低下して、お肌の老化が進んでしまいます。 しかも、活性酸素は疲労増大も引き起こし、深い眠りを妨げる物質でもあるんです。 この美容と健康の大敵である物質は、わたしたちが日常的に食べている揚げ物にも含まれ ていること、みなさんは知っていましたか? shutterstock_1054292255

活性酸素は睡眠中に分解される

紫外線を浴びたり、ストレスを受けたりすると、体内で活性酸素が大量に発生します。
活性酸素は、体外から侵入してきたウイルスなどを死滅させるはたらきがあるので、わた したちにとって不可欠な存在なのですが、問題はその量です。 この物質が増えると、正常な細胞を攻撃して老化を進めてしまい、ガン細胞に変質させる こともあります。
さらに、活性酸素は疲労を引き起こす性質も持っています。 眠っている間に体内では、活性酸素の分解活動が行われるのですが、あまりにもその量が 増えるとカラダにこの物質が残ってしまい、その蓄積が慢性疲労を引き起こし、ひいては 睡眠障害につながってしまうのです。 shutterstock_1044723928 (1)

揚げ物が活性酸素を増やすメカニズム

快眠と健康、美容の大敵である活性酸素は、特定の食品を摂取することでも量が増えます 。
その代表格として挙げられるのが、脂を多く含む揚げ物です。 食品を揚げると「AGEs」という物質が生成されるのですが、これが活性酸素の増加にも つながってしまいます。
とくに、酸化した油で揚げた食べ物を摂ると、活性酸素の生成量がさらに増えてしまいま すので、使いまわしの油で作られることが多いジャンクフードは、なるべく避けるように してください。 自宅で揚げ物を食べるときは、食前にヨーグルトを食べるとか、レモン汁をかけたりする とAGEsの生成量が抑えられて、活性酸素の発生も最低限に抑えられますよ。 気温が高くなる夏は、暑さによってほかの季節よりも体力が奪われて、活性酸素の量が増 える傾向にありますから、こうしたひと工夫で夏バテ防止につなげてくださいね。 shutterstock_1013869084