コラム July 17, 2019

翌日が雨予報の日は耳栓をして寝る!朝のひと工夫でも1日が快適に!

わたしたちの活動をコントロールする自律神経は、昼間に活性化して活動量を高める交感 神経と、夜にはたらいて心身を休息させる副交感神経が対になってはたらいています。
しかし、気候の変化やストレスなどによって、このはたらきが乱れ、夜になっても交感神 経が優位になっていると不眠症状を引き起こすのです。
とくに、これからの季節は急に天気が悪くなることが多いですから、本記事を参考に快眠 のコツをマスターしておきましょう。 shutterstock_642216994 (1)

雨が降ると体調が悪化するのはなぜ?

雨が降るたびに頭痛やめまいがひどくなったり、気分が落ち込んで日中の活動力が落ちた りする。 ひと昔前までは、こうした症状が発生するメカニズムが解明されていなかったため、病院 に行っても“不定愁訴”と扱われ、治療する方法がありませんでした。
しかし、天候の悪化に伴う気圧の変化を耳の奥にある器官(内耳)が感知し、自律神経の バランスを崩すことが分かったのです。
これが、最近よく耳にする「気象病」です。
自律神経が乱れると、運動をしているワケでもないのに心拍数や血圧が上昇するとか、痛 みを感じさせる物質が分泌されて、慢性痛がさらにひどくなるといった症状が出やすくな ります。 さらに、心身を休息させる副交感神経のはたらきが弱まるため、気分がすぐれず、重症化 するとうつ病を招くことも・・・。 shutterstock_562607716

梅雨から夏は天候の変化をこまめにチェック

雨雲が近づいてくると、気圧は急激に低下します。 この気候変化が気象病を引き起こしますから、体調不良を防ぐためにも、天気予報はこま めにチェックするようにしてください。 これから雨が降る、夕立が発生する恐れがあると分かったら、内耳が気圧で刺激されるこ とを防ぐために、耳栓を装着してみましょう。 こうした防御策を講じることで、気圧が下がっても自律神経がダメージを受けにくくなり ます。 shutterstock_324890576 耳栓は、寝るときに装着するのもおススメです。
夜中でも気圧の急激な低下は発生しますから、気象病の予防にもつながりますし、耳栓を することによって、睡眠を妨げる音(家族のいびきや環境音)を遮ることができますので 、快眠にとって一石二鳥ですよ!