コラム May 26, 2019

薬の飲み過ぎで不眠に?朝起きてすぐ鎮痛剤を飲む方は要注意!

鎮痛剤はカラダの痛みをとるのに便利な薬ですが、飲む頻度が高くなることで不眠になる こともあるんです。
薬にはかならず副作用がありますし、症状を悪化させることもあります。 薬を飲む時は、こうしたリスクも把握しつつ、痛みを発生させている原因を突き止めるよ うにしましょう。 shutterstock_1055764076

薬の服用で自律神経が乱れる

薬には不快症状を軽減する作用がある反面、副作用が必ず伴います。
鎮痛剤を飲めば胃腸障害を起こしやすくなりますし、風邪薬を服用すると眠くなるのは、 みなさんもご存じですよね。
また、薬で一時的に症状は抑えられても、毎日のように飲んでいると効き目が薄くなりま すし、自律神経に悪影響を与えることもあります。 服用することが多い鎮痛剤を例に挙げますと、飲む頻度が高くなると、今までだったらガ マンできるレベルだった頭痛も耐えられなくなる、薬物乱用頭痛を発症するリスクが高ま るのです。
また、自律神経に刺激を与えることで交感神経が興奮状態に陥り、痛みを感じさせる物質 の分泌を増やすとか、夜になっても神経の高ぶりがおさまらず、不眠症を招くこともあり ます。
そして、新たな痛みを抑えるために、薬を飲む量が増えるという、負のスパイラルに陥る こともあるのです。 shutterstock_741159556

朝起きてすぐ感じる頭痛は枕が原因かも

頭痛の原因はさまざまですが、自分に合わない枕を使っていることが、痛みを引き起こし ていることも少なくないんです。
たとえば、高さのある枕を使っていたら、首や肩への負担が大きくなり、頭部も圧迫され ることによって片頭痛が悪化することがあります。
また、沈み込みが激しいと寝返りが打てなくなって、ひと晩中、後頭部に圧力がかかって 血行不良を招き、寝起きの痛みにつながることも。 慢性的な頭痛を感じている方は、枕に頭を乗せてみて、首や肩に余計な力がかかっていな いか、または、後頭部に圧迫感を覚えないかチェックしてみましょう。 shutterstock_632760308 (1) さらに、夜中に目が覚めた時に、頭部がしびれる感じがある方も、枕が合っていない可能 性があります。
このようなケースに当てはまる場合は、自分の首の形状にフィットするのはもちろんのこ と、適度な反発力があって、寝返りが打ちやすい枕に買い替えてみるべきです。
頭痛が嘘のように消えて、快適な気分で朝を迎えられるかもしれませんよ。