コラム October 26, 2018

見落としがちなマットレスの選び方!ストレス増大は衛生状態が原因?

布団に入ったらすぐに眠れるのに、夜中にカラダがかゆくなったり、息苦しくなったりして目が覚める。

こんな症状が続いている方は、布団の衛生状態が低下していて、寝ている間にストレスが増大して睡眠の質が低下しているかも!?

化学物質やカビもストレスの原因に?

ストレス社会で生活しているわたしたちは、毎日の睡眠で心身の疲労を回復させ、翌日からの生活の活力を回復させています。

イライラ、焦り、悲しみなどのストレスを受けて体調が悪化しそうになっても、寝ている間に脳が休息を得ることでストレスへの対応力が生まれてくるのです。

しかし、この大切な睡眠の時間に、新たなストレスが発生することも。

その原因となるのは、寝具の衛生状態低下によって増えるカビやダニ、マットレスなどに使われている化学物質などの刺激です。

いずれも、肌と接触することでかゆみや炎症などのアレルギー反応を引き起こし、深い睡眠の妨げになります。

天日干しだけではダニは死滅させられない?

夏の天気がいい日は、布団を天日干しして湿気を飛ばし、ダニを退治する人も多いですね。

しかし、ダニは50度以上の環境にならないと死滅しませんし、温度が高くなったら温度が低い布団の奥に移動するので、かなりしぶといのです。

しっかり布団のケアをしているのに、寝ている間にカラダがかゆくなるという方は、天日干しと合わせて、布団の中が50度以上になるように、布団乾燥機をこまめにかけるといいですね。

また、寝心地がいいマットレスに使われているウレタンの中には、有害物質であるホルムアルデヒドが多量に放出されるものもあるのです。

この物質を吸い込むと、ダニやカビなどと同じようにカラダがかゆくなりますし、呼吸器などがダメージを受けて、快適な睡眠がさらに妨げられます。

マットレスを選ぶ時は、こうした寝具の特徴も覚えておいて、通気性が高いのはもちろんのこと、ホルムアルデヒドが発生しにくいことにも注目しましょう。

厚生労働省では、寝具のホルムアルデヒドの計測値を厳格に規定していますから、測定基準値以下のマットレスを選ぶといいですよ。