コラム July 07, 2019

疲れが取れない原因は“情報過多“?寝る前の2時間は頭を使わない!

昼間の活動量はそんなに多くないのに、朝起きた時に熟睡感がなく、疲れが取れない・・・。
こんなお悩みが続く方は、寝る2時間前から、情報をシャットアウトしてみてください。
疲れが取れやすくなって、ストレスへの対応力が高まることが期待できますよ。 shutterstock_712286056

疲労は筋肉ではなく脳で感じるもの

運動をしているワケではないのに、毎日夜になるとドッと疲れが出ることはありませんか?
わたしたちはカラダを動かし続けると、時間の経過とともに疲労が蓄積していきます。
この「疲れた」という感覚は、筋肉や関節などではなく、脳が感じているのです。 この疲労感は、夜の睡眠をしっかりとることで回復し、翌日からは再び、快活な生活が送れるようになります。
しかし、脳が疲れる原因は、もう1つあるんです。
それは、「情報を得る」という行動の増加。
パソコンやスマートフォンを使うと、脳内では必要な情報と不要な情報の仕分け活動が行われて、疲労物質(アミロイドベータ)がたまっていきます。 これが日中の運動によってたまった疲労と重なると、睡眠をしっかりとっても疲れが抜けず、朝起きた時のダルさにつながるのです。 shutterstock_1058664821

脳内でたまる疲労物質は認知症の原因に!

さらに恐ろしいのは、睡眠中にアミロイドベータが排出されずに、脳内に蓄積していくと、脳細胞が破壊されて認知症を起こしやすくなること。 アミロイドベータは、疲労の軽減や深い眠りで減らすことはできますが、一度認知症になってしまうと、その進行を止めるのは難しいのが実状です。
このようなリスクを減らすためにも、寝る2時間前になったら、パソコンやスマートフォンなどの情報機器は使わず、リラックスに専念しましょう!
・アロマの香りを楽しむ
・くつろげる音楽を聞く
・マッサージをする
などなど、五感を刺激して心身のリラックスを促すと寝つきもよくなるので、一石二鳥ですよ。