コラム July 13, 2019

【快眠にこだわった枕選び】医師がおすすめする4つのポイント

睡眠の質は、寝具の機能や睡眠環境によって左右されます
夜中に何度も目が覚める、朝起きた時に寝た気がしないと感じるのは、寝具が自分に合っていないからかもしれません。
そこで今回は、枕にフォーカスして、みなさんの快眠につながる4つのポイントについて解説していきます。 shutterstock_80758018 (1)

1.通気性がよくて寝返りも打ちやすい素材を使っている

睡眠中はコップ1杯分もの汗をかきますので、水分を素早く吸湿・放出できる“すぐれた通気性”を持つ枕を使うことが重要です。
とくに、夏場は発汗量が増えますから、水分がこもりやすい素材の枕で寝ていると、暑苦しさで夜中に目が覚める頻度が増えてしまいます。 また、寝返りをサポートするための「適度な反発力」があると、深い眠りを得やすくなるんですよ。

2.薬剤を使った抗菌・防ダニ加工をしていない

カビやダニが繁殖すると、アレルギー反応などを引き起こすリスクが高まり、寝ている間に頭がかゆくなることも。
こうしたトラブル防止に有効なのが、抗菌・防ダニ加工なのですが、薬剤を使用していると、これもアレルギーの原因になることがありますので注意が必要です。 shutterstock_653511448

3.洗濯機で丸洗いできてニオイも落とせる

天日干しや陰干し、カバーの使用で枕をケアしても、中にこもった汚れまでは落とせません。
その点、洗濯機で丸洗いできるタイプの枕でしたら、汚れはもちろんのこと、快眠の妨げとなる“ニオイ”もしっかり落とせるので、睡眠環境の改善につながりますよ。

4.第三者機関が枕の機能性や安全性を検査している

寝具の通気性や反発力、生地から発生する化学物質の量などの調査を第三者機関に依頼し、その結果をホームページなどで公表している枕でしたら、信頼感は高まります。
枕は1日の3分の1もの時間をともにする“快眠パートナー”ですから、信頼できると確信した商品を選ぶようにしましょう。 shutterstock_761969560 (1)
本記事のまとめ
肌触りや寝心地も枕選びの重要な要素ですが、枕には頸椎をしっかりサポートしつつ、汗の水分や耐熱がこもらないようにして、睡眠の質を上げる重要な役割があります。
そのためにも、今回紹介した4つのポイントを購入前にしっかりチェックして、理想的な眠りに誘ってくれる枕を選んでみてください。
寝心地と機能性が両立した枕を使えば、布団に入るのが楽しみになりますよ! shutterstock_531501214 (監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)