コラム
July 23, 2019
【床にマットレスを敷いている人の快眠対策】寒い冬でもカビは増殖?
カビといえば、梅雨や夏シーズンに増えると思われがちですが、これから寒くなる季節も油断大敵です。
とくに、マットレスを床に敷いて寝ている方は、寝具の裏にカビが生えてしまって、快眠が妨げられるどころか、健康被害が発生することも・・・。
しかも、最近の建物は気密性が高いため、寒い冬でも部屋はあたたかく、この状態でエアコンをつけると、カビが好む環境になってしまうのです。
その環境の目安としては、下記の3点が挙げられます。
・温度が0〜45度
・空気と栄養分がある
・湿度が70%以上ある
部屋の湿度は70%以下にコントロールしやすいですが、問題は寝具の中です。
とくに、マットレスをフローリングの上に直接敷いている方は、寝ている間にかく汗が寝具の裏面にたまり、気が付いたら黒いカビがびっしり生えているなんてことも・・・。
さらに、エアコンを使うと室内の水分が水蒸気となって床面に付着し、これが布団に移って内部の湿度がさらに上がるという悪循環に陥ります。
このようなトラブルを避けるのに有効なのは、天日干しや陰干しです。
朝起きたら、掛布団を敷布団からはがし、太陽光に当てて水分をしっかり飛ばしましょう。
ただし、ウレタン素材が使われているマットレスは、日光の熱で変質してしまうので、室内で陰干しするのが基本です。 また、フローリングとマットレスが接する部分にすのこを敷くと、寝具から水分が放湿される空間ができますし、繰り返し使えるタイプの吸湿シートを使うことで、さらに布団の湿度をさげることができます。
布団にカビが生えると、完全に退治するのは困難ですから、このような対策を早めに講じて、快適な冬の眠りにつなげましょう!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
とくに、マットレスを床に敷いて寝ている方は、寝具の裏にカビが生えてしまって、快眠が妨げられるどころか、健康被害が発生することも・・・。
マットレスの裏面はカビの巣窟?
わたしたちに悪影響を与えるカビは、温暖な日本においては、一年中増殖します。しかも、最近の建物は気密性が高いため、寒い冬でも部屋はあたたかく、この状態でエアコンをつけると、カビが好む環境になってしまうのです。
その環境の目安としては、下記の3点が挙げられます。
・温度が0〜45度
・空気と栄養分がある
・湿度が70%以上ある
部屋の湿度は70%以下にコントロールしやすいですが、問題は寝具の中です。
とくに、マットレスをフローリングの上に直接敷いている方は、寝ている間にかく汗が寝具の裏面にたまり、気が付いたら黒いカビがびっしり生えているなんてことも・・・。
マットレスは毎日の陰干しで放湿を!
畳やベッドの床板と違って、フローリングは水分を吸わないように仕上げられていますので、敷布団の水分は布地にたまってしまうんですね。さらに、エアコンを使うと室内の水分が水蒸気となって床面に付着し、これが布団に移って内部の湿度がさらに上がるという悪循環に陥ります。
このようなトラブルを避けるのに有効なのは、天日干しや陰干しです。
朝起きたら、掛布団を敷布団からはがし、太陽光に当てて水分をしっかり飛ばしましょう。
ただし、ウレタン素材が使われているマットレスは、日光の熱で変質してしまうので、室内で陰干しするのが基本です。 また、フローリングとマットレスが接する部分にすのこを敷くと、寝具から水分が放湿される空間ができますし、繰り返し使えるタイプの吸湿シートを使うことで、さらに布団の湿度をさげることができます。
布団にカビが生えると、完全に退治するのは困難ですから、このような対策を早めに講じて、快適な冬の眠りにつなげましょう!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)