コラム August 03, 2019

寒くなる前に“質の高い睡眠”を実現!見直すべき寝具のポイントは?

睡眠不足や浅い眠りが、命に係わる病気につながることが知られるようになり、“睡眠の 質を高めたい”と考える方が増えてきました。
そこで今回は、気温が下がって眠りが浅くなる季節が来る前に見直したい、寝具の機能に ついて解説していきます。 該当するポイントがあったら、すぐに機能回復に努めると同時に、寝具の買い替えも検討 してみましょう。
自分に合った寝具を使うだけで、驚くほど質の高い睡眠が得られることって、非常に多い んですよ!
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枕は首と頸椎のサポート力に注目

わたしたちの首はまっすぐの状態ではなく、緩やかなカーブを描いています。 この湾曲に沿って首を支え、頭部や肩付近にストレスをかけないのが、睡眠の質を高める 枕です。
枕の高さは人によって好みが異なりますが、アゴが沈んだり、首と敷寝具の間に隙間がで きたりしているようでしたら、頭部をしっかりサポートできていない可能性があります。 また、人気の低反発枕の中には、寝ている間に熱や汗がこもって深い眠りを妨げる商品が 多いので、通気性の良さにもこだわりましょう。
枕の内部に穴が開いていて、空気の通り道と汗の水分を放湿できる空間ができているタイ プでしたら、朝までぐっすり眠れるようになりますよ。 shutterstock_756293914

敷寝具は体圧分散と吸湿力を重視

カラダ全体をあずける敷寝具には、首から足の先まで、適切なバランスで体重を分散させ る機能が欠かせません。,br> とくに、低反発タイプのマットレスはカラダが沈み込んでしまい、腰やおしりに圧力が集 中する傾向にありますので、寝心地のよさと理想的な体圧分散を両立させた商品を選ぶよ うにしましょう。
また、枕同様、敷寝具にも通気性はもちろんのこと、高い吸湿・放湿性が必要です。 寒い冬も、私たちは寝ている間にコップ1杯分の汗をかきますから、敷寝具の素材や機能 が、その水分を素早く吸い込んで空気中に放湿できる仕様になっていることを確認してく ださい。 shutterstock_784221505 以上のポイントを押さえておけば、おのずと自分が選ぶべき枕や敷寝具が分かりますよ。
少しでも上質な睡眠を得たいと考えている方は、本サイトでも紹介している、枕やマット レスの機能をチェックしてみましょう!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)