コラム
August 08, 2019
寒い季節の間違った入浴で不眠に?体の仕組みを利用して快眠を得るには?
わたしたちは気温が下がってくると、布団に入る直前にお風呂に入る傾向にあります。
体がポカポカになった状態で布団に入れば、そのまま熟睡できそうですが、実はこの入浴 法、逆に寝つきを悪くしてしまうのです!
これは、睡眠中に臓器をクールダウンして疲労回復を図るためで、個人差はありますが、 夕方より1度ほど体温は下がるのです。
しかし、寝る前に入浴すると、下がり始めた臓器の温度が上がってしまい、布団に入って から体が再び臓器を下げようとするため、寝つきが悪くなってしまいます。 こうした習慣が当たり前になると、毎晩眠りにつくまで時間がかかるようになり、睡眠不 足や浅い眠りにつながってしまうんです。
睡眠に悪影響を与えない入浴法は、 「布団に入る2時間前までに、38~39度ぐらいのお湯に15分ぐらい浸かる」 と覚えておいてくださいね。
寝る2時間前に入浴で体温を上げると、一時的に体温が上昇しますが、その後、一気に下 降しますので、これが快眠につながるのです。
ドライヤーの熱を当てると髪が傷むので、髪は自然乾燥させている方も多いですが、これ も間違った習慣です。 吸湿性の高いタオルで水分を吸い取った後、高温の風を髪に当てて乾かせば、髪の毛が傷 むことはありません。
むしろ、髪がぬれた状態で寝ると摩擦でキューティクルがはがれやすくなりますし、頭部 が冷えて自律神経の乱れにもつながりますから、ドライヤーを使う習慣をしっかり身につ けるようにしましょう。
正しい入浴を実践して、休息モードに入るカラダのはたらきをサポートするようにすれば 、快眠体質に変わっていきますよ!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
体がポカポカになった状態で布団に入れば、そのまま熟睡できそうですが、実はこの入浴 法、逆に寝つきを悪くしてしまうのです!
寝る前に起こる体内の温度変化とは?
わたしたちの体温は1日中一定ではなく、起床時から夕方まで上昇し、午後4時頃から次 第に下降していきます。これは、睡眠中に臓器をクールダウンして疲労回復を図るためで、個人差はありますが、 夕方より1度ほど体温は下がるのです。
しかし、寝る前に入浴すると、下がり始めた臓器の温度が上がってしまい、布団に入って から体が再び臓器を下げようとするため、寝つきが悪くなってしまいます。 こうした習慣が当たり前になると、毎晩眠りにつくまで時間がかかるようになり、睡眠不 足や浅い眠りにつながってしまうんです。
睡眠に悪影響を与えない入浴法は、 「布団に入る2時間前までに、38~39度ぐらいのお湯に15分ぐらい浸かる」 と覚えておいてくださいね。
寝る2時間前に入浴で体温を上げると、一時的に体温が上昇しますが、その後、一気に下 降しますので、これが快眠につながるのです。
布団に入るときは髪をしっかり乾かすことも重要
冬の入浴で、もう1点注意したいのは、お風呂からあがったらしっかり髪を乾かすことで す。ドライヤーの熱を当てると髪が傷むので、髪は自然乾燥させている方も多いですが、これ も間違った習慣です。 吸湿性の高いタオルで水分を吸い取った後、高温の風を髪に当てて乾かせば、髪の毛が傷 むことはありません。
むしろ、髪がぬれた状態で寝ると摩擦でキューティクルがはがれやすくなりますし、頭部 が冷えて自律神経の乱れにもつながりますから、ドライヤーを使う習慣をしっかり身につ けるようにしましょう。
正しい入浴を実践して、休息モードに入るカラダのはたらきをサポートするようにすれば 、快眠体質に変わっていきますよ!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)