コラム October 04, 2019

【冬におすすめの入眠儀式】耳の刺激で寝つきと目覚めがよくなる!

わたしたちの脳は、毎日寝る前に同じ行動をとると、それが眠る合図と認識するようになります。

パジャマに着替える、歯磨きをする、ハーブティーを飲む、などなど・・・。

こうした決まった行動は「入眠儀式」と呼ばれています。

今回は、寝つきが悪い、目覚めが悪いなどのお悩みを抱えている方におすすめの、耳を刺激する入眠儀式を紹介します。



まずは耳を温めて血のめぐりをよくする

寒い冬は血行不良に陥りやすく、この症状が入眠を妨げることもあります。

とくに、冷え性になりがちな女性は、この傾向が顕著です。

そこで、快眠を求めるみなさんにおすすめしたいのが、寝る前に耳を温める習慣。

タオルを濡らした後、電子レンジで1分温めてつくったホットタオルを、両耳に2分ぐらい当ててみてください。

さらに、耳たぶを前後左右に軽く引っ張ったり、耳全体を手で包んで回転させたりすると、耳がポカポカになってきて、全身の血行がよくなるんですよ。

こうした耳の血行改善は、頭痛やめまいといった症状の緩和にもつながりますので、寝る前の入眠儀式として取り入れてみましょう。



耳の穴を刺激すると副交感神経が優位に

耳が温まったら、今度は綿棒の先端で耳の穴をこすってみましょう。

耳かきのように綿棒を穴に突っ込むのではなく、やさしい力で内側の皮膚を刺激するのがポイントです。

耳には副交感神経がはたらきやすくなるツボが多いので、寝る前に刺激すると寝つきがよくなり、眠りも深くなることが期待できます。

綿棒と皮膚がこすれる摩擦音が眠気を誘うという人もいるぐらいですので、耳を温めた後の入眠儀式として、こちらも今日から実践してみてください。



家族と一緒に寝ている方は、パートナーに耳を刺激してもらうのもいいですね。

マッサージと一緒で、得も言われぬ心地よさを感じ、寝落ちしてしまうかも!?

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)